君に出会えたから−４th story−

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ＳＯ ＲＩＧＨＴを書き終えたその日、私は山岡 俊さん、、、Ｇｏ ｍｙ ｗａｙを作詞したときにお世話になった作詞家さんに電話をした。




俊「ほんとは今すぐ見せてほしい！って言いたいんだけどね、、、」

「ごめんなさい、、、」


兄の友達でもある俊さんと連絡を取るのは久しぶりだったのだが、どうにもお互い忙しい。



俊さんは俊さんで他のア−ティストさんのプロデュ−スに忙しいし、私も映画関連の仕事や三代目としての音楽番組の出演も多くなっていたころだった。




俊「―――あ、２週間後とかはどう？ちょうど中目黒に行く予定あるんだけど。」

「２週間後、、―――あ、あいてる！じゃあその日に歌詞を持ってくね。」


俊「うん。よろしく。ちょうどその日はＨＩＲＯさんとも会うんだ。３人で見ようか？」


(わぁお。まじか)


「―――わかった。じゃあ２週間後に。」



別にＨＩＲＯさんにも見せるからって歌詞を書き直したりしようとか考えてないけど。
ちょっと気持ちの準備をさせてほしいや。笑



と、俊さんにばいばいを告げると、最後に俊さんは楽しそうな声でこういった。






俊「うん、また、、、あ、そうそう、ＨＩＲＯさんがね、Aに渡したいものがあるって。」









“楽しみにしといて”、と。









(俊さん楽しそうだったな〜なんか。)



久しぶりに話すことができて楽しかったし、話していると前にＧｏ ｍｙ ｗａｙを作詞したときの事を思い出していた。





２週間後、俊さんとＨＩＲＯさんに私の第２作めの作詞を見せる。




自信と、わくわくと、少しの緊張と、不安と。
２週間も先の話のはずなのに、今からそんな気持ちが湧き立った。





２人はどんな風に思うだろう。
ライブで感じた、私の三代目に対する気持ちが無事、伝わるだろうか。



そんなことばかりぐるぐる考えていた。






そしてなにより、ＨＩＲＯさんたちにこの歌詞がＯＫだと言ってもらえたら。








(この歌詞を持って、直己さんのところにいける。)





この歌詞が認めてもらえて、私のこの歌詞をシングルとして売り出す事が決まれば、直己さんにも見せにいける。





その事もあって、きっと、今からわくわくしてるんだろう。







音楽番組の収録が盛りだくさんの２週間を過ぎればその日が来る。









そのときの私は、その事ばかりを考えて、２週間後をただただ心待ちにしていた。

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