君に出会えたから−４th story−

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それから時間がたって、気がついたらもう夏も終わりかけで。



(あと２ヶ月だなぁ)



２ヶ月で私の出演した初の映画が公開される。
あの撮影楽しかったな、とかあの時大変だったな、、








なんて思い出に浸る時間もあまりなくて。







(曲！今は曲を書き上げなくては、、！！)




去年お話をいただいたのに、なんなら今年の冬にはもうリリ−スのはずなのに！
また歌詞が完成していない！(デジャヴ)





直人さんに話したときに決まっていた“君の代わりに誰もなれない。”というテ−マ。



(それを元に、私が今回のツア−で感じた気持ちを詰め込んで、、、)





初日、改めてボ−カル３人で歌えてる事に死ぬほど感謝した。




ツア−途中の公演で、８人みんなで手をつなげたのがうれしかった。




過去の私だったら想像できなかったような光景が、今では当たり前のように広がっていた。





それがうれしくて、幸せで。









でも、恐ろしくて。







今みたいに剛典たちと話せるようになったのは、ある意味奇跡のような出来事で。
奇跡のようだ、と思うからこそ、今のこの光景が永遠に続いてくれるのだろうか、なんて怖がってしまうときもあった。





ライブでのあの空間が楽しかったから。この時間がずっと続いてほしいと死ぬほど願った。





このメンバ−でいられる時間は長く永遠であるように思えて、きっと儚くてもろい。
永遠であってほしいけれど、そんな保証はどこにもない。







でも、やはり思い出すのはボ−カル３人、そして８人全員で立てたあのステ−ジでの高揚感と、幸福で。







ならば。









“君の代わりに誰もなれない。”のだから。






“永遠の保障はなくとも、今この時間は死ぬほど幸せなのだから。”









“この儚くも、大好きで、奇跡のように大切な時間を、一生輝かせたい。”









書き続けたメモを元に、曲とあわせて歌詞を考えていく。






(初めて聞いたときに、デモの曲に感じた儚さも全力で生かす歌詞を、、、！)









出来上がった歌詞を、デモの曲に合わせて口ずさんでみる。
“明るい！”“テンションがあがる！”ような曲ではないかもしれないけれど。









(これから突き進んでいく三代目には、きっとぴったりなはずだから。)









“これからも、８人で輝いていきたい。”そんな思いをこめて、最後の題名を書き足した。









“ＳＯ ＲＩＧＨＴ”

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