君に出会えたから−４th story−

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健二郎「おらいくぞA〜！！」

「きゃ―――っっ！！笑」


健二郎さんの腕の中にいたはずの私はいつの間にか雪の上に。




北海道での２公演が終わって、次は４日後の武道館でのライブ。
割とタイトなスケジュ−ル。ほんとなら、早く帰ってリハやって、とか昨日までのライブの疲れを癒して、次に備える。とかしないとなんだけど。


(一面の雪なんてみたら遊ぶしかないでしょ、！！)



乗る予定の飛行機が今日の午後だとわかった瞬間、谷さんにお願いしてメンバ−全員でスキ―場に遊びに来たのだ。



ぼふっ)


(――？！)


頭に冷たい感触がしたと思って後ろを振り返るとそこにはにやにやしながら雪玉を作る剛典の姿。



「――やったな？」

剛典「お？なんだやるか？？」



なんて簡単な挑発に乗って、即行雪合戦がスタ−トする。




ＥＬＬＹ「うぇ−い、健二郎さんにＨＩＴ〜！」

健二郎「やったな？！おいこらまて！！」

剛典「ははは、、ぼふ)」

直己「あ、ごめん顔いっちゃった。」

「いぇ−いっ、、、あ゛っ」

直人「おいだれだ！俺一応リ−ダ−なんだけど？！笑」

隆二・臣「あははははは笑」



なんて２０歳超えた大人たちが本気で雪玉を当てあっている。



ぼふっ)


「んもう、剛典！集中攻撃しないでよ！」

剛典「うぇ〜い笑」



にやにやしながら逃げる剛典をめがけて雪玉を投げたつもりだったのだが。




臣「ぶほっ)」


(あ、やっば、、、)

剛典「え、臣さん？！、ちょ、ふははははｗｗ」

直人「え、なに、ちょｗ、うけんだけどｗｗｗ」





自分的に割りと本気で投げた雪玉は登坂さんの顔面へ一直線。
しかも、割と不意打ちで当てられた登坂さんは当たった勢いのまま尻持ちついていて。




臣「―――このやろう、、やったな、おい」


(ひっ、、、)



顔についた雪をはらった彼の視線はまっすぐ私にむけられて。





と思った瞬間、目の前が真っ暗になった。






「ぐっ？！」






臣「あははははははｗｗ」

隆二「うぇ―い、臣の仇〜！！！」





登坂さんからの仕返しの玉とともに、今市さんからやってきた雪玉がダブルで私の顔面へ。




直人「ちょｗA埋まってるｗｗ」

健二郎「おし、臣ちゃん今度は俺が相手や〜」




ＥＬＬＹくんに助けてもらいながら立ち上がると、目の前では健二郎さんと登坂さんがおいかけっこ。





(たのしいなぁ。)






少し前なら想像できなかった光景に、にやけが止まらなかった。

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