君に出会えたから−４th story−

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“ＥＬＬＹ、ご飯行こうぜ。”



大阪での公演を終えて、次の北海道公演まで少し、久しぶりに都内の家で休んでいたときにきた連絡。



(準備、、しなきゃ。)



適当に上着を選んで、バッグを持って、サングラスとニットをかぶって。



「中目黒の×××まで。」


マンションの前に止まってもらっていたタクシ−に乗り込み、約束のお店へと向かう。




ＥＬＬＹ「おまたせです〜」

？「あ、おつかれ〜」



案内してもらった個室に入るとそこで既に待っていたのは臣。



２人で焼肉をつつきながらこの間のライブの話とか、ライブツア−のおかげで少し増えてきた雑誌なんかの話、他のメンバ−の話なんかでひたすら盛り上がって。



久しぶりに体に入れたレモンサワ−の酔いもいい感じに出来上がってきた頃。




ＥＬＬＹ「きょうどうしたの？ご飯誘ってくれるなんて。」



個人的には臣がなんか話しあるのかな？って思ってたんだけど、そんな感じもまるでなくて。
このまま解散になっちゃう前に、と、聞いてみてしまった。



臣「ＥＬＬＹってさ、Aと仲いいじゃん。何の話するの？」

ＥＬＬＹ「どんな、、、？ダンスの振りの事と、、あとは、、なんだろ、あ、でもこの間、岩ちゃんとご飯いったんだよ〜って写真きたりしたよ。」


と、あのAのおなじみのトカゲのスタンプとともに、送られてきた肉にかぶりつくAと岩ちゃんの写真をそれぞれ見せる。



臣「―――なにこのトカゲ。」

ＥＬＬＹ「AのＬＩＮＥのトレ−ドマ−クみたいな感じ。」


ふ−ん、、と画面を見ながらつぶやく臣。


(トカゲって気付くだけすごいよ、臣、、、。)



なんて思いながらも、返してもらった携帯をしまう。



臣「俺らのことは、なんか言ってた？」

ＥＬＬＹ「臣と、、隆二の事？―――う−ん、、そうだなぁ、映画の撮影と、レコ−ディングで手一杯だった頃とかは２人に迷惑かけてしまった、ってよく言ってたけど、、、。」


臣「そんなこと、、、。」



と、つぶやく臣の表情は少し悲しそうで。



(今なら、もしかしたら聞けるかもしれない。)




そう思って、質問をあえてどストレ−トにぶつけてみた。





こういうときじゃないときっと、こんな話、できないから。









ＥＬＬＹ「臣はさ、Aのことどうおもってるの？やっぱり、嫌い？」

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