第33話 ページ33
side.KENJIRO
…もう限界やった
「…お願いします」
ヒ「話し合ったのか？
ちゃんと…」
「っ話し合ったって、！
時間の、無駄です…」
いつも
あんなに冷静沈着な直己さんが
取り乱してる時点で
あんなに礼儀正しい岩ちゃんが
先輩に反抗してる時点で
グループの崩壊は免れへん
けど、どうしても
それだけは避けたい
…ならば
進むべき道は1つしかない
「…三代目の活動休止を
許可してください…」
けど、そんなのは建前で
何より、俺自身が耐えられへんねん
今までに直人さんが
担ってきた役割が
あまりにも重く
辛いものやと知ってしまったから
そして
冷静さを欠いた直己さんの代わりに
それを俺が背負うなんて
とてもじゃないけど
出来そうもなかったから
…結局
『力になりたい』とか
『出来る事があれば』とか
全部口だけ
現実を目の当たりにすれば
俺は、目を逸らして
背を向ける事しか出来ひん
.
己「…活動休止、って
言い出したのは誰だ…？」
直己さん、そろそろ
いい加減にしてくださいよ
アンタがしっかりしてりゃ
俺はこんな事言い出さんかった
剛「1番"6人"に納得してなかったの
直己さんじゃないですか
結果オーライなんじゃないんですか？」
岩ちゃん、頼むから
空気を逆撫ですんなって
直己さんに喧嘩売ってまで
お前は何がしたいねん
隆「…」
臣「…」
エ「…」
お前ら、3人いたら
1人ぐらい止めに来るやろ
俺に丸投げか
…ふざけんな
剛「てか、これもどうせ
健二郎さんでしょ」
己「おい、健二郎
黙ってないで何とか言え」
「…ってられへん…」
己「あ？」
ガンッ！！
「やってられへんっつってんねん！」
溜めてた感情が
そこで一気に爆発した
そして、それを止めるのは
ほぼ不可能やった
「直己さん、リーダーちゃうんすか？
喧嘩を止める立場のはずですよね？
何で喧嘩する立場におるんですか？」
己「…けんじろ、」
「岩田、何でもかんでも反抗してんなや
そんなんして楽しいんか？あ？
おっそい反抗期なんか
迷惑なだけやねん」
剛「…」
「お前ら3人もさぁ
1人ぐらい止めに来いや
何、部外者ヅラしてんねん
メンバーちゃうんか、おい」
隆「ごめ、ん…」
臣「…」
エ「っ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナやん大好き - うん！めっちゃ楽しみにしとく！良かったら、私の作品も見て！ (2019年5月7日 23時) (
レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
SiMa(プロフ) - カナやん大好きさん» いや、もうこの際タメでいっちゃおう！(笑)続編、楽しみにしてて！(自分でハードル上げるやつww) (2019年5月5日 21時) (レス) id: 10002d4b98 (このIDを非表示/違反報告)
SiMa(プロフ) - KOTONE.Kさん» ありがとうございます(^^)全力で！頑張ります！ (2019年5月5日 21時) (レス) id: 10002d4b98 (このIDを非表示/違反報告)
カナやん大好き - 私もタメで話してごめんなさい！続編楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年5月5日 14時) (レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
KOTONE.K - SiMaさん» うわぁっ！返信ありがとうございます！続編が出来るんですね！めっちゃ楽しみです！首をながぁーくして待ってます笑更新頑張ってくださいね！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: fae08584ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SiMa | 作成日時：2018年12月28日 23時
