第17話 ページ17
side.ELLY
剛「すいません、遅れました!
俺、最後ですよね?」
個室のドアを開けて
滑り込んできた岩ちゃん
仕事が長引いた、って
健二郎さんに謝ってるけど
健「まだ直人さん来てないから
最後ちゃうし、大丈夫やで」
剛「え、そうなんですか?」
健「うん」
この前の事もあって
まだ少し気まずいのか
ちょっとホッとした顔の岩ちゃん
己「珍しいよな
直人さんが遅刻なんて」
どうしたんだろう、と思ってたら
すでにお酒の入ってる臣さんが
俺にもたれ掛かってきた
臣「えりー、飲まねぇのー?」
「ちょっ、暑いっす臣さん」
臣「ほらぁ、飲みなってー」
「会話出来てないし…
隆二さん!ちょっと回収してくれません?」
隆「えー」
…えぇ、隆二さんも酔ってんの?
「先に乾杯します?」
健「…うーん、そやなぁ」
己「そのうち、連絡来るだろ」
もうすぐ出来上がりそうな人が
いっぱいいるんだけど…(笑)
.
隆「…さすがに遅すぎない?」
「…うん」
何だかんだで
直人さんが好きなメンバーは
全員揃わないと
気持ちよく酔えないみたいで
己「さっきから電話してんだけど
繋がらないんだよなー…」
臣「…事故、とか…」
「ちょっ、縁起でもない事…」
空気が少し重くなって
どうしようかと
みんなが思案顔になった時
この場にそぐわない
軽快な着信音が鳴り響いた
己「直っ、…人さんじゃなかった…」
「…ヒロさん?」
己「珍しいな、何だろ」
あまりない着信に
シンと静かになる個室
己「…はい、もしもし、小林です」
俺の隣に座る直己さんの携帯から
騒がしい音が微かに聞こえる
けど、ヒロさんの声までは聞こえなくて
俺はじっと直己さんを見つめた
己「…はい、はい…、は…
…え?」
何を言ってるんだとばかりに
直己さんが眉を顰める
しかし、相槌を打つその顔は晴れず
むしろどんどん険しくなっていく
己「…分かりました、すぐ向かいます」
通話を終えた直己さんに
全員の視線が集中した
そして、
その後、直己さんから発せられた言葉に
誰もが自分の耳を疑った
己「…直人さんが倒れて
救急搬送された」
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カナやん大好き - うん!めっちゃ楽しみにしとく!良かったら、私の作品も見て! (2019年5月7日 23時) (レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
SiMa(プロフ) - カナやん大好きさん» いや、もうこの際タメでいっちゃおう!(笑)続編、楽しみにしてて!(自分でハードル上げるやつww) (2019年5月5日 21時) (レス) id: 10002d4b98 (このIDを非表示/違反報告)
SiMa(プロフ) - KOTONE.Kさん» ありがとうございます(^^)全力で!頑張ります! (2019年5月5日 21時) (レス) id: 10002d4b98 (このIDを非表示/違反報告)
カナやん大好き - 私もタメで話してごめんなさい!続編楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年5月5日 14時) (レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
KOTONE.K - SiMaさん» うわぁっ!返信ありがとうございます!続編が出来るんですね!めっちゃ楽しみです!首をながぁーくして待ってます笑更新頑張ってくださいね! (2019年5月4日 22時) (レス) id: fae08584ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SiMa | 作成日時:2018年12月28日 23時