柱の集い(陸) ページ10
相変わらずジャリジャリと珠数の音を鳴らして様子を見ていた悲鳴嶼が
「お館様への配慮、幼いながらに粋…。伊黒や不死川の挑発に乗らないのも良し…」
「?あ、ありがとうございます?」
褒められているのか何なのかよくわかっていないAは一応礼を言っている。
「ほら、あの悲鳴嶼さんも褒めてます。この変人揃いの柱の半分以上の懐に入り込んでますよ。」
「いつものことだ。昔からこうだからもう驚きもしない。」
「変人って冨岡さんも入ってる事気づいてます?」
「………俺は普通だ。」
義勇としのぶが少しバチバチとしているのに気づいたAが2人のもとに帰ってきた。
「みなさんいい人ですねっ。あとお館様が素敵な人でした…。ふわふわ包みこまれる感じ。」
「お館様はお優しい方なんですよ。いつでもね。
ーーーそういえば、稀血のことみんなに言って良かったのですか?」
「はい。私がみなさんに知ってもらいたいって思ったので。
お館様が大事にする柱のみなさんが裏切るわけないなと。あと、今後一緒に闘う上で仲間を不利にさせたらいけないなと思って。」
「そう、Aがいいならいいんです。」
「いいんです!
みんなの前でいっぱい喋ったら緊張してお腹すいちゃったぁ、そうだ!蝶屋敷行ってアオイちゃんにご飯食べさせてもらおう!いいですよねっ?しのぶさん!」
Aはしのぶに許可をもらい産屋敷邸を後にして意気揚々と蝶屋敷に向かうのであった。
Aはこの日、数人の柱と親睦を深めただけでなく、不死川との一悶着で柱全員にただの子供ではないことを知らしめた。
これが計算なのか、ただの偶然なのかは昔からの知り合いである義勇にも分からなかった。
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お茶犬(プロフ) - るんるさん» はじめまして。全然気づいていませんでした、教えて頂きありがとうございます!修正しました!褒めて頂けてとても嬉しいです!!頑張ります!またお時間ある時にでもお話読みにきてください(*´-`) (2020年11月4日 19時) (レス) id: 72156f6cb2 (このIDを非表示/違反報告)
るんる(プロフ) - すみません。炭治郎の字が違います,,,お話めちゃめちゃ面白いです!頑張ってください! (2020年11月3日 23時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お茶犬 | 作成日時:2020年10月22日 23時