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柱の集い(弐) ページ6

Aは義勇に赤いと指摘された耳を両手で隠す。





(心臓が、ぎゅーってする、なんだこれ
たまにこういういじわるするんだよな義勇さん。調子くるっちゃうよ)





Aは体験したことのない感覚に戸惑い眉間にシワを寄せてむーっとした顔をしてじっと義勇の顔を見つめる。







「なんだ、変な顔してるぞ。」


「変じゃない!!」





ほんの一瞬漂ったすこし甘い雰囲気も消え去りいつものような言い争いをする2人。




そんな2人の後ろから声をかける人物が。







「見慣れねぇ女がいるな。」




Aは自分のことだとすぐに分かり声のする方を振り返る。




そこには2本の刀を背負い宝石をジャラジャラと身につける男が。





「はじめまして、AAです。」


「お、これは上玉だな、顔立ちがいい。お前ら付き合ってんのか?」


「そういうんじゃないです!!!」




Aはこいつ初対面で何聞いてんの?なんて言いたげな顔をしている。




「じゃあお前俺の嫁になれ4人目だけどな」





Aはさらにこいつ初対面で何言ってるの?と言いたげな顔をする。






「いやなりませんけど奥さん3人もいるんですか?すごいですね」


「すごいだろう!!俺はド派手の神!!!宇髄天元様だからな!!!!」


「ド派手!たしかに派手!!宇髄天元なんて名前も派手ですね!素敵です!」


「お前そうとう見る目があるな!やっぱり俺の嫁になれ」


「いやなりません」






Aは即答しながら変だけど面白い人だなと感じている様子で笑っている。








「うわっ。」



そんなAは急にすこし後ろへと体制を崩す。




後ろにいた義勇が彼女の腕を後ろに引っ張ったからだ。






「もうすぐお館様がいらっしゃる。行くぞ。」


「え!もうそんな時間!新人が遅れちゃだめですよね〜では宇髄さんまたあとで。」






すでに歩きはじめていた義勇についていくために宇髄に手短に挨拶を済ませて彼女は去っていった。






「不思議な匂いのする女だったな。」




宇髄は彼女と出会った時から感じていた事を口にして柱合会議に向かうのだった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 冨岡義勇   
作品ジャンル:アニメ
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お茶犬(プロフ) - るんるさん» はじめまして。全然気づいていませんでした、教えて頂きありがとうございます!修正しました!褒めて頂けてとても嬉しいです!!頑張ります!またお時間ある時にでもお話読みにきてください(*´-`) (2020年11月4日 19時) (レス) id: 72156f6cb2 (このIDを非表示/違反報告)
るんる(プロフ) - すみません。炭治郎の字が違います,,,お話めちゃめちゃ面白いです!頑張ってください! (2020年11月3日 23時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お茶犬 | 作成日時:2020年10月22日 23時

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