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過去の正体(壱) ページ30

(街はこんなに発展しているのか!!夜なのに明るい!!建物高っなんだあれ!!都会って…都会って…)




場所は浅草。


田舎で生まれ育った炭治郎は浅草の街並みに驚きを隠せない様子。



さらには人混みに酔ってしまったようで禰豆子の手を引きながらフラフラとした足取りだ。





そんな2人は人混みから逃げ出し、うどん屋さんに入る。



炭治郎はすっかりヨボヨボだ。


(こんな所初めて来た…人が多すぎる)








お茶をすすっていた炭治郎だったがある匂いに反応し、息があがる。






(この匂い!!どうして突然こんな所で!!)




炭治郎は禰豆子をおいて走り出す。









匂いを辿って先程までは嫌がっていた人混みの中へ。


そして人をかき分けて進んでいき、ある男の姿を捉え肩を掴んだ。



(ーーーー鬼舞辻無惨!!!!)




炭治郎は刀を抜こうとするがやめた。


鬼舞辻が人間の小さな女の子を抱いていたからだ。




そして奴が人間のフリをして暮らしていると気づき、動揺している炭治郎にさらに追い討ちをかける事実が。




「あらどうしたの?お知り合い?」



炭治郎を見て不思議そうに鬼舞辻に声をかける女性。


その女性は奴が抱いている少女に"お母さん"と呼ばれていた。





(人間だ、女の子と女の人は人間の匂いだ
知らないのか?分からないのか?こいつが鬼だって、人を喰うって)



炭治郎は衝撃の事実に思わず口元をおさえて顔色を変える。



「いいや、困ったことに少しもーーー…
人違いではないでしょうか」


「まぁそうなの?」








ーーーーーーーーーヒュッッ



鬼舞辻はまわりの誰にも悟られないよう、背後にいた男性の首を切った。



その男性は切られた首をおさえ、呻き声をあげながら近くにいた奥さんと思われる女性にもたれかかる。



「あなたどうしました?」



心配した女性はかけよる。が、鬼舞辻にやられた男性はすでに人間ではなかった。




鬼と化した男は女性の首もとにかぶりついた。





「キャアアアーーーー」



女性の叫び声が響く中、炭治郎は必死に女性から鬼を引き剥がす。



そのことに必死になっている隙に鬼舞辻はこの騒ぎから脱しようとしていた。






炭治郎は鬼舞辻を追いかけようとするが、暴れている鬼を放っておくことは出来なかった。



「鬼舞辻無惨!!!俺はお前を逃がさない!!
どこへ行こうと地獄の果てまで追いかけて必ずお前の頸に刃を振るう!絶対にお前を許さない」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 冨岡義勇   
作品ジャンル:アニメ
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お茶犬(プロフ) - るんるさん» はじめまして。全然気づいていませんでした、教えて頂きありがとうございます!修正しました!褒めて頂けてとても嬉しいです!!頑張ります!またお時間ある時にでもお話読みにきてください(*´-`) (2020年11月4日 19時) (レス) id: 72156f6cb2 (このIDを非表示/違反報告)
るんる(プロフ) - すみません。炭治郎の字が違います,,,お話めちゃめちゃ面白いです!頑張ってください! (2020年11月3日 23時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お茶犬 | 作成日時:2020年10月22日 23時

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