鍛練(肆) ページ14
(ーー!!いつもの優しい匂いが消えた。怒り…と憎しみの匂いだ。)
そして彼女の感情の変化を匂いで捉える。さらに炭治郎は考える。
(それに、Aのお姉さんが裏切り者?どういう事だ?)
下から見上げるように見ていた彼女の表情は全く変わらなかった。だが、匂いは確かに変わった。
感じたことのない彼女の雰囲気に何と声をかけようか迷っている炭治郎。それに気づいたのか、Aはごめんごめんと謝り伸びをやめ、彼を見た。
「私の話なんかしてても時間がもったいない!
さ、鍛練しよう!鱗滝さんは相変わらずもう何も教えてくれないんでしょう?」
「ーーーーーーー。
そうなんだよ、でも近いうち岩は斬れそうな気がするんだ。」
「そうなの?じゃあ最終選別も近いね。
私は炭治郎に斬られる気しないけどっ」
「今日こそ勝つ!」
炭治郎はAの姉の話を続けるのは意図的にやめた。
彼女がそれを望んでいないと思ったからだ。
(Aにも色々あるんだ、言いたくなった時にまた聞けばいい。その時に支えよう。)
そして2人は恒例の手合わせを始めるのだった。
この手合わせの次の日、炭治郎は見事岩を斬り最終選別への参加許可を得て最終選別へと向かっていった。
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お茶犬(プロフ) - るんるさん» はじめまして。全然気づいていませんでした、教えて頂きありがとうございます!修正しました!褒めて頂けてとても嬉しいです!!頑張ります!またお時間ある時にでもお話読みにきてください(*´-`) (2020年11月4日 19時) (レス) id: 72156f6cb2 (このIDを非表示/違反報告)
るんる(プロフ) - すみません。炭治郎の字が違います,,,お話めちゃめちゃ面白いです!頑張ってください! (2020年11月3日 23時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お茶犬 | 作成日時:2020年10月22日 23時