★おれたちも ページ35
レンside
「風よ……銀の城の魔女フウカが命じる……っ!!
天空の風、爽やかな風よ……。
癒やしを与えよ。
自然を与えよ。
今こそ、みんなの支えとなれ……っ!!
癒やしの風よっ!我が思う通りにっ!
我の大切な人の、癒やしとなれ!!」
強く突き通る声。
レイ『あれは、風の魔法の中で、高等魔法に属する魔法…!』
レイが、そう言葉をこぼした瞬間…
─フワッ─
体に羽が生えたように、体が楽になる。
力が入らなかった拳が、ぎゅっとしまる。
足に力が入る。
体が、あったかくなっていく──…
(そうか─…)
これが、フウカの風…
おれを助けようとする、フウカの思い。
それがあるだけで、おれは戦える。
あの緑野郎(カイのこと)みたいに、きざっぽいこと言ってるとは思う。
けど、本当に、こいつの…フウカがいるから、
おれはなんどだって戦っていける─…!
おれはまた、飛び出そうと地面を蹴ったとき─…
─ドカッ─
頭に衝撃。
ドゥームたちの攻撃が始まったのかと、蹴られた頭をすぐにあげると、
「?」
少し遠いところに、二人が並んで空中に浮いていた。
(…おれは今、何に蹴りいれられた?)
すると、目の前に、さっと影がおり、目の前に、青い頭がみえる。
「ち、チトセ…てめなんのつもりだ…」
「別に、お前がまた暴走してぼこられそうだったから、よくかんがえて動けって、忠告してやったまでだ。」
おれはぶちっときて、口を開いたかいなかぐらいのとき、
「だから、加勢してやる。」
と、意地の悪い顔で、そう告げてきた。
「あー!チトセとレンだけずるいかんねー!あたしも一緒に戦うから!二人だけに、美味しいとこ持ってかせないかんねー!」
と、後ろから喚いたのはフウカ。
おれは苦笑いをし、ドゥームたちに向き直った。
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山形みるく(プロフ) - エリカさん» 私も大好きーっ! (2020年8月31日 17時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 山形みるくさん» みるちゃん大好き (2020年8月30日 23時) (レス) id: 4b8c4006dd (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» パチパチパチ☆←拍手の音 (2020年8月30日 10時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - ユキカさん» やりぃっ!( ☆∀☆)めっちゃ嬉しいw (2020年8月30日 10時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» あ!そうそう!クンツァイトって宝石からとった名前なんだよ♪あんなつ、お見事っ! (2020年8月30日 10時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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