２５．そんなはずは ページ25
カイside
……爽やかな風が吹く、小さな丘。
オイラは、そこで荷物をまとめていた。
赤の国に行く為の準備。
オイラは、ケースを撫でて、ため息をつく。
自分でも、何のため息かは知らないが、凄くドキドキするのだ。
ちーくんは、もう骨董店に着いただろうか？
オイラも早く、行かなくては…。
そう思い、立ち上がろうとしたその時。
「カイくんっ！」
あたたかい、安心する、女神のような声が聞こえた。
まさか──……
「カリン…？」
泣き顔で、ふらふらしながら、ホウキで勢いよく向かってきたカリン。
「どうしたの？何かあったのか？」
「カイくんっ！……大変なの…！」
カリンは飛び付いてきた。
「フウカちゃんが…」
フウカが？
「みんなに……忘れられてるのっ……！」
「どういう……こと…？」
オイラは、目を見開いた。
「カイくんは、覚えてるでしょっ？おかしいのぉっ！アリサちゃんが……知らないって！！」
………何だ、それ。
丘から少し離れた所から、マリアンヌがかけてくる。
なぁーお…
心配そうな鳴き声。
「カイくん……お願い。チトセくんの場所、教えて……？」
カリンが見上げてくる。
あぁ、だから。
予想外の連発だ。
「カリン……オイラも、今行く所なんだ」
オイラ達は、赤の国行きの列車がある駅に歩いて行った。
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山形みるく(プロフ) - みかんさん» ね。 (2020年9月6日 15時) (
レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 山形みるくさん» だよね〜。やっぱりフウカちゃんじゃないと、しっくりこないわ。 (2020年9月6日 15時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - みかんさん» 我らがヒロインフウカちゃんだよねー。 (2020年9月6日 15時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - うん！また、フウカにはいろんな事、教えてもらったなあ。 (2020年9月6日 9時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - ユキカさん» ありがとうっ！頑張って書いたよぉぉぉこのお話……。他のも頑張りまっす☆ (2020年9月6日 8時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山形みるく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/4710/
作成日時：2020年7月8日 17時
