２１．聞こえた声 ページ21
チトセside
赤の国へと向かう列車の中で、オレは窓際で目を瞑った。
最近、いろいろなことが起きて、疲れているのだ。
なので、少しの時間だけで良いから、眠りにつきたい…。
だんだん重くなる
ガタンガタンと、少し揺れるのがどこか心地よい。
頭の片隅で、そう思った。
.
.
＿＿＿＿＿＿来ないで。
「っ！」
突然聞こえた声にハッとして、オレは目を見開く。
周りを見回したが、声の主らしき人物は見当たらない。
(なんだったんだ)
ドキドキとしている胸を押さえていると、列車内にアナウンスが流れた。
『赤の国に到着いたします＿＿。赤の国、赤の国＿＿』
そのアナウンスがスイッチのように、乗客は動き出す。
オレも、椅子から腰をあげて移動した。
移動しながら思った。
(そんなはずないよな)
きっと、空耳だよな。
＿＿＿でも。
あの声。
聞き覚えのある声。
あの声は、まるで。
.
.
.
.
＿＿フウカの声のようだった。
オレは、胸騒ぎをはらうように頭を振り、列車から出て行った。
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山形みるく(プロフ) - みかんさん» ね。 (2020年9月6日 15時) (
レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 山形みるくさん» だよね〜。やっぱりフウカちゃんじゃないと、しっくりこないわ。 (2020年9月6日 15時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - みかんさん» 我らがヒロインフウカちゃんだよねー。 (2020年9月6日 15時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - うん！また、フウカにはいろんな事、教えてもらったなあ。 (2020年9月6日 9時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - ユキカさん» ありがとうっ！頑張って書いたよぉぉぉこのお話……。他のも頑張りまっす☆ (2020年9月6日 8時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山形みるく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/4710/
作成日時：2020年7月8日 17時
