ジミン先生のお気に入りは、冷たい (ページ14)

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14 JK ページ14

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

ん、よく寝た

……仕事行きたくねー

「よし、こんな日は朝からチキンを食べよう｣

1人でそう解決して、昨日買ったチキンを漁る

｢……あ？｣

チキンが、ない

くっそ……アイツ食ったな

余計学校行きたくなくなったわ…

でも教師が学校をサボる訳にはいかないし、しょうがなく出勤する

｢…今日ずっと校庭じゃん｣

時間割を見て呟く

あー、なんで疲れる体育教師になったんだろ？

…まあ楽しいからなんだけど

そう自問自答して、空を見上げる

｢……あ｣

チラホラと次の授業の担当の生徒達が校庭に入ってくる中、校舎の窓から今1番物申したかった奴の顔が見えた

俺は、近くにあったスケッチブックをそいつに見せた

"俺のチキン食っただろ"

するとそいつはなんの反応も見せない

ただ目は確実に合っている

｢うんしっかり食ってるねその反応は｣

……って、おい

今までこっち向いてたのに今度はシカトかよ

｢……

やべっ！｣

次に窓から覗いたのは、ジミン先生だった

スケッチブックを急いで自分の後ろにまわす

……見られてない、よな

・

・

その後の授業は気が気じゃなくて集中出来なかった

一気に目覚めたわ

そして案の定、ジミン先生が俺のところに来た

ｼﾞﾐﾝ｢今日のあの休み時間の間、何してた？｣

｢あー、生徒と、話してましたね｣

自然に

ｼﾞﾐﾝ｢へ〜、次の授業担当の子達？？｣

｢あーっと…いえ、違います｣

自然に

ｼﾞﾐﾝ｢その子の事、お気に入りなの？｣

え？

｢え……えーと、多分、

(自然に！！！)

・

……あ、そうです｣

そうだ、お気に入りにしちゃえば色々と楽かも

ｼﾞﾐﾝ｢仲良いんだ？｣

｢そーですね、それなりに｣

これでこれからアイツと喋ってても
怪しまれないはず

ｼﾞﾐﾝ｢…へー、そうなんだ

どんな性格してんの？その子って｣

…にしてもさっきから

｢…ジミン先生、何でその子をそんなに気にかけるんです？？｣

ｼﾞﾐﾝ｢…ん、今日授業中元気無かったからさ、

教師として気になっただけ｣

｢教師として……

そうですか｣

この人、、、

・

絶対Aのこと好きだ