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昨日、1組の授業が無いだけでどれほど長く感じたことか……
今日やっとクールが試せる
…と言っても、クールってどうやるんだろ?
「ナムジュン先生ナムジュン先生」
ここはクールで人気なナムジュン先生に聞くのがいいかもしれない、そう思った
ナム「…?どうしたんですか、ジミン先生」
「その〜、クールって、どうしたら思われますかね?」
ナム「何かあったんですか??」
「いえ!そんなに大したことではないんですけどね!
ただ、ナムジュン先生いつもクールに見えるので、人気の秘訣を知りたいなあなんて」
これは事実だった
ナムジュン先生は真面目な生徒に人気が高い
ナム「そう言われてもなあ…
クールと言われるのはありがたいですが、計算をしてクールに見せている訳ではないので、、」
「で、ですよね!すみませんこんな事聞いちゃって!」
返しが全部クールだ
僕はこの人みたいに出来るのだろうか…
ナム「あ、でも」
「…??」
ナム「もしもジミン先生がクールにしてみたいなら、の話ですが……ーーーーーーなんてどうですか?」
「……それ、やってみようかな」
・
・
ガラガラガラ
「……もうチャイム鳴りますよー」
昨日テヒョンがナムジュン先生はいつも誰に対しても敬語だよね、と言っていたのを思い出し
敬語で話してみる
1組「ザワザワザワ」
ジホ「……え」
女子「…えー!!!先生!髪型!」
「…変、ですか?」
ジホ「いや、すっっっごく似合ってます!!」
そう、ナムジュン先生が提案してくれたこと、
それは前髪を上げてワックスで固めること
それで少しはクールに見えるんじゃないですかって
……僕ってそんなにクールなイメージないのかな
まあ、生徒達に好評なので良しとする
クラスはもう大盛り上がりだ
Aはどうかなーっと…
……って、あれ
大本命のAは、呑気に窓の外を眺めていた
僕の方、向いてもくれないんだ
1度でも見た??
Aの意識をこっちに向けたくて、
クールを崩さないまま話しかける
「A、何かありました??」
A「!!……いえ」
Aは少し驚いたように見えた、が
すぐに元に戻った
……目線は上げていない
全く、外に僕よりも綺麗なものが落ちてたっていうのか…
Aがさっきまで眺めていた窓から少し外を覗く
……は?
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作者名:ミルクロード | 作成日時:2021年10月31日 10時