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朝ご飯 new* ページ7
私の一日は、翔兄の朝ご飯を作ることから始まる。
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いつものように作っていると、丁度コーヒーを
淹れたタイミングで起きてくる翔兄。
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「.....あ、おはよう。翔兄。」
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翔「........ん。」
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そう、少し素っ気ない返事。 そんな返事にめげずに続ける。
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「ご、ごめんね。今日、遅くなるね。」
ちらっと私を見て、イスに座りコーヒーを飲む。
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翔「....仕事？」
「うん....。」
翔「......そう。」
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そこで会話が終わり、不自然な間ができる。
そんな沈黙を破ったのは 翔兄。
ガタッと音を立ててイスを引く。
「あ....朝ごはん.....！」
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翔「いらない。」
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仕事が昼からなのだろう 翔兄がまた
寝室へ向かう足音だけが聞こえる。
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少しマグカップにのこったコーヒーからは、まだ湯気が
ふわっとたっては消えていった。
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毎日 胸がぐっと締め付けられる思いだった。
続く
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作者名：晴 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/guruguruarasicklife/
作成日時：2012年1月23日 22時
