【clock23】 ページ25
夕食は別に食べなくても平気。
先輩からもメンバーからも離れた所に一人で座った。
BM「Aちゃん！」
子犬の様に こちらに駆けてくるベンベンさん。
BM「これ！！
良かったら どうぞ〜」
ユギョムが勝手に食べたみたいでごめんね、そう言って、私に夕食の乗ったお盆を手渡す。
「あの…これって ベンベンさんの…」
BM「あー！僕 食べないから大丈夫！！」
ベンベンさんに悪いな……と思いつつ、箸を握る
＿＿＿＿＿なんで気付かなかったんだろ。
この人たちが、私に優しく接してくれるはずないということに。
食事を口に含んでから 後悔した。
ご飯は、異様なほどに甘ったるい。砂糖を丸ごと食べてるような味。
スープは、塩が入りすぎて飲めるような物じゃない。
唐揚げは、肉が完全に焼けてない。
サラダは、レモンの汁が大量にかけられているかの様に、酸っぱすぎる。
口直しに水を飲もうとしたけど、水には コショーがふりかけられてるらしく、吐きそうになる。
BM「美味しい？」
表では、ニコニコと私が食べるのを眺めている。
私が箸を動かす手を止めると、顔をしかめて つぶやいた。
BM「せっかく準備してやったんだから、
ちゃんと全部食べてよね」
そう言うと、また何事も無かったかの様な笑みを浮かべる
YG「今日は 一人なんだ〜。
いつもは、皆と居るのに〜。」
スマホを操作しながら ベンベンさんの隣に立つユギョムさん。
「私が 自分から こうしたんです。」
私は 冷たく言い放った。
YG「ふぅん……でも、誰も声かけてくれないじゃん。
気にされてないみたいだね。」
彼はスマホの画面から、顔をあげて皆の方を指差す。
笑ったり、喋ったり……賑やかで楽しそう。
でも、誰一人 私の事に気付いてくれない。
YG「まぁ、所詮そんなものでしょ。
ナムジャグループにヨジャなんか要らないし。
お前が居なくても、彼ら平気だと思うよ。
むしろ、お前が居ない方が彼らには好都合だよね。」
自分が一番気にしていた事を、
自分が一番悩んでいた事を突かれる。
そんな事、私自身が誰よりも知ってる。
BM「メンバーから好かれてないなんて……
かわいそっ！！」
YG「メンバーのために、辞めたら？
BTSの皆さんもさ〜、
よくお前みたいな奴と友達ごっこできるよね」
反論したくても何も言えない。
誰も声をかけてくれない事が現実を示していたから＿＿＿＿
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Eve - みなみさん» ありがとうございます。頑張りますね！（笑） (2016年8月14日 14時) (
レス) id: 15f1f44e1f (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き機になっちゃいます！更新楽しみにしてますね！ (2016年8月10日 18時) (レス) id: 0d45e3e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
Eve - はい、ヒョン呼びにしてます。理由は…一回話の中で触れてるんですけど、後々出てきます。 (2016年7月27日 23時) (レス) id: 197109f8b7 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - よじゃなのにヒョン呼びなんですか？？ (2016年7月27日 15時) (レス) id: fae9fcee49 (このIDを非表示/違反報告)
Eve - 萌花さん» 更新出来てなくてすみません！ただいま、しました！温かいコメント、とても嬉しいです。ありがとうございます！！ (2016年7月17日 22時) (レス) id: 5dc34e71f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eve | 作成日時：2016年5月8日 19時
