秘密 ページ10
監督「まず、Aさんには親はいませんでした。お日さま園にいたんです。」
タツヤ「…その時は、結構人間不信だったのか、あまり遊んだこと無かったよ」
砂木沼「あぁ。タツヤが何回か誘ってたけど、やると言ったこと指で数えるくらいだ。」
お日さま園にいた永世の2人が話す。
監督「でも、ある日Aには里親が来たのです。それが、一星くん、あなたのところですよね？」
一星「はい、兄ちゃんと俺で話しかけて、仲良くなったから父さんに頼んでAは俺の家族になりました。」
明日人「じゃあなんでAはそれを拒否したんだろ…」
一星「……」
監督「Aさんは充くんが亡くなった事故の日、オリオン財団に誘拐されたのです。恐らくその時の恐怖で記憶が無くなったのでしょう」
一星「オリオン……」
監督「で、一星くんが言っていたレウスのことなんですが、Aさんの化身です。」
明日人「化身って…」
監督「Aさんの気が集まり、形となった姿です。Aさんの場合飛龍のドラゴンのようですがね」
一星「…オリオン財団はAの化身を狙ったってことですか？」
監督「恐らくそうでしょう。でも、オリオン財団に化身は居ないみたいですがね」
灰崎「はぁ？」
監督「化身は急に姿を消し、Aも呼び出すことが出来なくなっている見たいです。」
一星「レウスを……」
野坂「なるほど……」
一星「じゃあ、オリオンはAにフェイクの画像を渡して、脅したんだ。」
剛陣「どれだけ卑怯なやつなんだよ！」
監督「まぁ、話はこれくらいでーす。Aさん、救えるといいですねぇーおーほっほっほっ」
終わり
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作者名：みゆきち | 作成日時：2019年4月22日 10時
