＊デートという名の特別な時です。 ページ4
「大和さんっ！」
帽子を被った大和さんを
びっくりさせようと
後ろから抱きつきました。
さて‥‥！反応は！？
「おおっ！‥って、Aか‥。
びっくりした‥。」
「ふっふっ‥！
やっぱり、思った通りの反応です！」
そう言って、笑う。
「おいおい‥。
この頃、どんどんなんか‥。
悪戯好きになってないか‥？」
苦笑いで言う大和さん。
「だって、いつも大和さんが
やってきてるのでそのお返しです！」
ツーン、と言う。
「まったく‥。
この前、電話して来たときは
素直で可愛かったのになあ〜。(笑)」
ニヤニヤ笑う大和さん。
「へっ‥！？な、何の事ですかね！？
ま、全く、記憶にありません！」
そっぽを向く。
「顔、真っ赤な人にそう言われてもな〜。
説得力がないな〜。
"今度、デートしませんか！？"
って、言って来たくせに〜。」
痛いところを突かれ、
さらに真っ赤になってしまいました。
「うう‥。
ああ！もう！早く行きましょう！」
「はいはい。」
そう言って手を出してくれる大和さん。
そして、私はその手を握りました。
「どこがいいですか？
ちなみに私、本屋に行きたいです！
新しい文庫本が出たので！」
「じゃあまず本屋に行くとするか。
しかし、昔っから本、好きだな‥。
お兄さん、そんな読めないわ‥。」
「ふふ‥！
でも、見た目は読みそうな顔
してますよ？
メガネ掛けてますし。」
「メガネ掛けてるからって‥。
この前も同じ事、言われたわ‥。」
「やっぱり、思う事は皆
同じなんですよ。」
「そうか〜？
あ、A。」
名前を呼ばれる。
「何ですか？」
「Aと会いたいっていう奴が
いるから、本屋行った後、
俺の寮に行くか！」
「‥‥‥へ？」
頭がまっしろになりました‥。(・ω・)
＊言われるがまま、着いてくると。→←＊あいつらから逃げたい。
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作者名：プリン | 作成日時：2018年3月14日 22時
