ヴァイオレット・エヴァーガーデン

＊アルフレッドさん。 ページ16

「Hello〜！！！」




「げ、アルフレッド……。」




マシューさんの家から帰って来ると
眼鏡をかけた青年がいました。





お兄様は刺繍を止め、
顔をしかめていました。







「お兄様、そちらの方は？」




私も刺繍を止め、お兄様の方へ行く。





「君は……アーサーのガールフレンドかい？」




これは………アメリカ英語……ですね。





「いえ、アーサーさんの妹です。」





そういうと驚いて、



「sister！！？？

ア、アーサーのかい！！？？」





大声でそう聞かれました。





「……はい。それが何か……。」





するとアルフレッドさんは
複雑そうな顔をしてから


「………あ〜いや……何でもないんだぞ。」



と言いました。





「そうですか…………。」




「ところでアーサー、会議の時に渡しそびれた資料があったからこのHEROの俺が届けに
きたんだぞ！！！」





会議………。



私がマシューさんの家にいた間に会議が
あったんですか。






「お、ありがとな。わざわざ。


もう遅いし、泊まっていけよ。」





「え〜君、いつも焦がすし、
食べたくないんだぞ〜！！」





「んだと！！？？」






わ〜………。





「あ、私が作りますよ。」




元々作るつもりでしたし。





「そうかい！！


じゃあ泊まっていくよ！！！」







では客室を掃除しなければですね。

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