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家の前でずっと話し込んでいるのは流石に近所迷惑になるので、コネシマさんと新しく同居人になったゾムさんを家に入れる。
食品を冷蔵庫の中に片付け、買った衣類はコネシマさんに客間に運んでもらう。
「今から夕飯作るので、お二人は待っていてくださいね。積もる話もあると思いますので」と言い、キッチンに篭り料理を始める。
夕飯はコネシマさんが好きな焼き鮭と、味噌汁、ほうれん草とツナのマヨネーズ和えだ。
皿に盛り付けダイニングテーブルに並べ「ご飯出来ましたよ」と声をかけると、話し込んでいたコネシマさんとゾムさんがやってきた。
kn「シャケやん！美味そうやな！」
zm「お前の手作りなんか、シッマこれ食って大丈夫なん？」
鮭を見て喜ぶコネシマさん、まだ私に警戒をして食事を見ながら顔を顰めるゾムさん。
ご飯を食べる前にお箸の使い方を説明する。
2人とも物凄く器用で、あっという間にお箸を持てるようになったので説明を終えて「いただきます」と挨拶するとコネシマさんも元気よく挨拶する。
ゾムさんは聞き覚えのない挨拶をみて「なんなんそれ？」と聞いてくる。
「この国のご飯を食べる前の挨拶ですよ」と言うと、ゾムさんは静かに「いただきます」と小さな声でつぶやいた。
kn「Aのメシは美味いで、はよ食ってみい！」
「ゾムさん、毒とか入ってないんで安心して食べてくださいね」
zm「そこまで言うんやったら…」
ゾムさんは初めて使うお箸を器用に持って、味噌汁を飲むと、食事を気に入ったのか黙々と食べ始めた。
コネシマさんは「A、シャケにマヨネーズかけたら美味いで！」と言いながら、私の焼き鮭に遠慮なくマヨネーズをかけてくる。
珍しい組み合わせに恐る恐る食べてみると案外いけるではないか。
「美味しいです、コネシマさん！」
kn「せやろせやろ！Aもシャケの美味さが分かったか！」
機嫌良くコネシマさんはマヨネーズのかかった焼き鮭を頬張る。
ゾムさんも何も言わずご飯を食べているので口には合ったのだろうか、良かった。
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