Euterpe (ページ16)

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as SC

昔からフルネームで呼ばれてたし違和感無かったな
ジョンハンはニコニコだし、なんだよ

何もないのに

SC「Aなんてついこの前までアジュナ聞いたことあるかなレベルよ？」

JH「あ、コンサート来てくれたんだよね？楽しんでくれた？」

聞いてないしっ！

『はい！もう本当に感動しました！』

JH「Aちゃんはどの曲が好きなの？」

『あれです、ボーカルチームの...』

ヒポチじゃないのかよ

『・・・タイトルど忘れしました。

♪♪ 〜でも泣かないで悲しいと思うけど

かすかに残っている君のために〜 ♪ 』

え、ちょっと待って。

JH「うわぁ・・・」

SC「A」

『え？なに？私間違えた？』

JH「違う違う、바람개비はあってるんだけどさ」

SC「そんなに歌上手かったっけ？」

今まで聞いたこと無かったか？
透き通っているのにどこか深い、何これ

Aは恥ずかしいなと呟いた

『言ってなかったっけ？母が昔歌手だったの』

JH「歌上手いねー、ビックリした」

SC「ちょっと、もう1回歌って、ちゃんと」

ちゃんと聞きたい
もう少し

『えーーーー原曲歌手が隣にいるのに？？？』

JH「気にしない気にしない」

『気にしますよ』

SC「今のもう少し前から、이 시간은 저 편에から」

『ここカラオケじゃないんですけど』

SC「大丈夫だって個室なんだから」

俺が酔っ払ってる？そんなことないよね
Aは少し酔ってると思うけど
それであんなに歌えるの？

思い出した
俺が転校する前日、近所の公園でジュースを飲みながら
綺麗な青空を見上げながらAが歌っていたこと

さっきよりも少し長めに歌った바람개비は
まるで初めて聞いた曲みたいで
ジョンハンと顔を見合わせた

それからしばらく頭から離れなかった