Euterpe (ページ15)

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さすがにメンバーの人との初めましては緊張したけど
お酒が進んでしまえば
人見知りなんて飛んでいってしまった。

久しぶりの日本酒はきくし
気付けばタメ口だし
ま、いっか、3人とも同い年だし。

JH「スンチョルは学校でどんな感じだったの？」

『んー....』

悩みながらスンチョルの方へ目をやると

SC「ヤー！A！余計なこと言うなよ！」

『なんか、目立ちたい訳じゃないのに目立つ？天性の？』

SC「・・・いいじゃん」

JH「モテてた？」

モテるに決まってる、
みんなに優しくて真っ直ぐで、みんなのヒーローだった。
本人は自覚なかったと思うけど。

ほら、キョトンとしてる。

SC「そうでもなかったと思うけど？？」

『なんでよチェスンチョル！あんたのことを好きな女子から嫌がらせされてたじゃん私」

結果スンチョルがその子たちに話をしてくれておさまったんだけれど。

SC「あーー...あれって俺のせいだったの？」

そしてこの男は鈍感なのだ。

JH「ねぇ、ちょっとちょっと待って。今チェスンチョルって呼んだ？」

SC「？」
『？』

JH「誰にも呼ばせてないのに、Aちゃんは良いんだぁ」

『そうなの？嫌なの？』

JH「いつも怒るんだよ」

SC「Aは昔からだもん！」

苗字が嫌いだったんだっけ？
そんなこと聞いた覚えがないや。

なんだかニコニコしているジョンハンさんと
話題を変えたいスンチョルがワーワー言ってる間に
グラスのお酒を飲み干した。