Euterpe (ページ14)

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SNSはなるべく見ないようにしていた。

だって同級生の可愛いとかセクシーが流れてくるなんて
なんだかくすぐったい。

それでもツアーの様子は目に入ってきた。

きっと上手くやってるだろうし、
誰も怪我だけはしないで最後まで走り切って欲しい。

ただそれだけ。

仕事に邁進していたある日、
彼から連絡が来たのはもう空気が冷たく
肌寒くなった頃だった。

"アンノン Aー"

"日本で美味しそうなお酒買ってきたから飲もうー"

ツアー終わって帰ってきたのかな、
ゆっくりする時間が少しあるんだろうか。

私はすぐにOKの返事をした。

また知り合いなのか、前回とは違うお店で
彼はまあまあなサイズの日本酒を持ってやって来た。

『ねぇそれどうやって持って帰って来たのㅋㅋㅋ』

SC「え？普通に持って来たけど？」

『まさか空港では自分で持ってないよね？写真撮られてたら笑うよ？』

さすがにそれは無いわとスンチョルは笑った。

SC「あとごめん、もう1人来ることにな」

とスンチョルが言いかけたところで部屋のドアが開いた。

JH「アニョハセヨー」

SC「に、なったんだよね」

JH「はじめまして、Aさん？」

『うわぁ...ユンジョンハンだ...』

驚きすぎてとっさにフルネームが出てしまったのを
2人が大笑いして気がついた。

やらかした、最悪だ。
2人ともめちゃくちゃ笑ってるし。

『ごめんなさい！！ビックリしすぎて...』

SC「ユンジョンハン！Aの顔見た？笑」

JH「大丈夫大丈夫、Aさん面白いねㅋㅋㅋ」

さようなら、私の第一印象。。。