come into flower～Eustoma～vol.3 (ページ29)

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愛してるページ29

Aside

浴室という明るくて狭い空間で

ジュノと二人っきり。

ニヤリと笑うジュノ。

シャワーを貸してくれない彼に

諦めて正面を向くと

ジュノはお湯を出したまま

シャワーヘッドを置いて、

後ろからぎゅーっと

私に抱きついてきた。

身体に打ちつける優しいシャワー。

私も、ジュノの腕を抱く。

あったかいジュノの腕の中。

愛おしい・・・・

そして、ジュノからの愛を感じてる

と・・・

ジュノの片手がゆっくりと腰のラインを辿り、

脚の間に忍んできた。

間に

指の腹が触れると、

さっきまでの余韻が残ってて

シャワーは流れ続けてるのに

いやらしい音がする。

「あっ、・・・っねぇ！」

「すっごい熔けてる・・・A、本当ヤバい」

さっきから伝わる背中に伝わる逞しいジュノも、

また熱く伝わる。

洗われてるのか、

イタズラされてるのか、

もう分からない・・・っ

「一回いっとく？」

一番敏感な所を

執拗に触られ、

身体が熱くなる。

「ああっ・・無理っ、ねぇ、」

自分の身体を支えられないぐらい

痺れる。

耳元で、

「脚、もっと開いて・・体、預けて」

というジュノの声にもやられて、

甘いものが奥から溢れ出て、

それでもジュノは動きを止めなかった。

「ねえってば、やめてっ・・・ねぇ、ヤァ、ジュノぉ・・っ」

無理・・・

本当無理っ

あっという間に波が訪れ、

身体を跳ねて震わせると、

私は

ジュノの腕の中に

身体を完全に預ける形になった。

それでも、止まないジュノの指。

息も絶え絶えに訴えても、

ジュノには聞こえない。

浴室にも手をついて、

身体を支えるのに必死なのに

長い指を入れられ、かき混ぜられ

敏感な部分も触られ、

甘怠い刺激が脳天を突き抜けていく。

立ってられないぐらいの

その波がおさまってから、

ジュノは漸く

後ろから

私の中にゆっくり入ってきた。

あう・・・っ

はう、死ぬっ

ジュノを最奥までみっちりと含んで

トンと、到着すると

またジュノは私を抱きしめる。

「愛してる」

「私も・・・っ」

背中にキスされる。

「ほら、全部入ってる」

「う・・・んっ」

奥がキュンとして、

ジュノの鼓動も感じる。

「きつい？」

「だ、い、丈夫・・・っ」

ゆっくりと静かに息を吐くように

動くジュノ。

「んっ」

もどかしいぐらいゆっくりで、

それが逆に

ジュノの形や熱を伝えた。