come into flower～Eustoma～vol.3 (ページ11)

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絶対言わないような頼みページ11

Junho side

「じゃあさ、そのままマンションに連れてくればいいじゃん。」

そんなことを言い出したのは

ウヨンだった。

カムバック前のオフの日で、

身体を作るために

ジムでウヨンと筋トレ中。

ウヨンに

Aは

テギョンヒョンと撮影だって話して、

終わったら会うって言うと、

興味無さそうにしてたのに

独り言のように呟いた。

ここで嫌だと言ったら、

テギョンヒョンを気にしてるって

思われて何か格好悪い・・・。

ちょっと

無理そうな頼みだったけど、

可能であれば

テギョンヒョンと一緒に送って来れないかなって

マネージャーヒョンに連絡した。

『ええ！？いや、まあ・・・撮影は順調だから、思ったより早く終わりそうだけど・・・』

いつもなら絶対言わないような頼みに、

ヒョンは渋々了承。

電話を切ると、

タイミング良く

Aからトークが来た。

黄色の花束を持って、

黄色のワンピースを着て写したセルカ。

素肌のみたいな自然な雰囲気で

やっぱり綺麗。

黄色のワンピースが

とても似合ってた。

"→「ご飯食べた？」"

"→「私は今から食べるよ〜」"

"→「サラダチキンとスープ・_･」"

"「ジムを出たらプロテインを飲む」←"

"「今日、マンションに居るから、終わったらテギョンヒョンと一緒に来て」←"

"「A、すごく綺麗」←"

"「それ好き」←"

水を飲みながら

トークをしてると、

横からウヨンの気配。

「・・・出来そうって？」

「うん、Aのマネージャーさんに確認して良さそうだったら、良いっぽい」

画面を閉じて

また筋トレを開始した。

ジムを出る頃に、

携帯を見るとAからトークが来てた。

"→「え？！テギョンさんと？！」"

"→「とても綺麗でしょ〜」"

"→「オーガニックコットンを染めたんだって^ ^生地も優しいよ〜」"

"→「イネさんとマネージャーさんから聞いたよ〜本当に行っていいの？」"

"→「迷惑にならない？」"

"→「撮影に戻るね〜また連絡するよ」"

おし、少しでも長く会える。

オフでも

少しでも一緒に過ごせる時間は貴重。

Aとまったりしたかった。

ウヨンと

ジムの

あれは良かったとか

持ち上げられる重量が増えたとか

歩きながら

バンに乗ってAに返信をする。

"「迷惑じゃないよ」←"

"「待ってる」←"

今日は俺が何か作ってみようか・・・

ちょっとしたお祝いがしたい

そんな風に思った