僕が歩いた道の話 ページ24
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え〜、皆さん。ちゃんと映ってますか？
改めまして、黛Aです。
このビデオがきっと公開されている頃には、
僕は居ないんでしょうか。
今、病院でカメラを回してるんですけど…
グループバトルの次の日です、今日。
カメラを回した理由はどうしても、
国民プロデューサーの皆さんに伝えたいことがあるからです。
まずは、ずっと黙っていて申し訳ありませんでした。
僕は、ずっとアイドルに憧れていて、やっと掴めたこのチャンスを、体という理由で言い訳したくなかったんです。
必死に病と闘いながら、情けない姿をたくさんお見せしてしまってごめんなさい。
だけど、どのステージもどの日も、僕にとって
大切な思い出になっています。
そう感じさせてくれたのは、国民プロデューサーの皆さんが居たからです。
僕が、歩く道に必ず道しるべとして、ひかりを与えてくださって本当にありがとうございました。
僕は、幸せ者だとつくづく思います。
かけがえのない仲間、トレーナーの先生方、
スタッフの皆さん、僕を応援してくださった国民プロデューサーの皆様。
こんなにも、自分という人間を愛してくださり、ありがとうございました。
ひとつだけ、約束してください。
悲しまないで、泣かないでください。
僕は、ずっと皆さんの中に記憶として残してくれたら嬉しいです。
辛い時、苦しい時はひとりで悩まないでください。空に話しかけてくれたら、僕がいつでも駆けつけます。
いつか、また。
会えるその時まで。
僕に翼を授けてくれて、ありがとう。
黛Aでした。
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VBS - この度は完結おめでとうございます。黛くんの心情がとても丁寧に描写されていて読み進めるたびにデビューできなかった他の練習生とリンクし最終話近くから涙が止まりませんでした。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年7月1日 23時) (
レス) id: 48e5768325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 | 作成日時：2021年7月1日 15時
