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歩いて夢の扉を、開けるように。
後ろには振り返らずに、真っ直ぐに前だけを見つめて。
突き進まなきゃ。
君の声がする方に、俺は。
まだ、走らなくちゃ。
今までで一番息が切れそうなのも
気を抜けばすぐに膝を付きそうなことも
今は、知らなくて良い。
綺麗だなぁ。
照明が眩しくて、キラキラ輝いている。
拍手が鳴り響く。気持ち良かった。
俺、ちゃんと出来たよ。
負けなかったよ。
息が荒くて上下する肩に
ぼんやりした視界に
いい加減向き合わなくちゃいけないみたいだ。
ダメだ。
目を開けなくちゃならないのに。
「っ、Aくん？」
「っ、誰か肩貸して！！！」
迷惑、掛けたくなかったのにさ。
光が、きれいだ。
あんなに照明っていつも準備されてたんだ。
眩しいから、ちょっとだけ。
目を、閉じさせてね。
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VBS - この度は完結おめでとうございます。黛くんの心情がとても丁寧に描写されていて読み進めるたびにデビューできなかった他の練習生とリンクし最終話近くから涙が止まりませんでした。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年7月1日 23時) (
レス) id: 48e5768325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 | 作成日時：2021年7月1日 15時
