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＿＿＿＿数分前。
「ポジション評価は1位の木村くんから
順に選ぶことが出来ます。」
前シーズン同様、王者たちから次々と曲を決めることが出来る権利を得られる。
さすが、というかここにして有利に立つのは
やはりこれからにおいてとてつもなく絶好の機会になるんだろう。
「さて、黛くん。」
『…はい。』
「避けたい練習生など居ますか？」
『…あ〜………、』
テルマさんがどうして俺を名指ししたのか
よく分からなかったけれどどういう答えを求めているんだろうか。
『どこに入っても、僕を成長させてくれる練習生ばかりなので。…そういうのはないですかね。』
「西くんとかは？めちゃくちゃ仲良しだよね、君たち。」
『いえ、仲良しとは思ったことないです笑。』
「……さぁ、西くん今の心境は？」
「黛打倒ですね。」
"「お前に贈る言葉なんぞないッ！」"
"『別に望んでないからな？わ、馬鹿。
重いんだよ、西。』"
"「待ってたぞ、"相棒"さんよ。」"
別に、俺たちに長い言葉なんて交わす必要はない。
待っていた。
それだけで充分だ。
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VBS - この度は完結おめでとうございます。黛くんの心情がとても丁寧に描写されていて読み進めるたびにデビューできなかった他の練習生とリンクし最終話近くから涙が止まりませんでした。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年7月1日 23時) (
レス) id: 48e5768325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 | 作成日時：2021年7月1日 15時
