～EunHaeRella～1 (ページ7)

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はい、それは知ってますけどページ7

無性に甘いものが食べたくなった私はキッチンでホットケーキを作っている

冷凍庫にあるアイスをディッシャーですくう

トレイにのせて、再び冷凍庫へ

生クリームをホイッパーで泡立てる

わからない、だけどこれは昔からの癖なのかも…

誰とコンサートに行こうが、それが超有名な美人アイドルであろうが

私には…私には関係な…ピンポーン

手を止めて玄関に走る

ﾄﾞﾝﾍ『よう』

A『なんだ、ドンヘか』

ﾄﾞﾝﾍ『は？ｗ』

やばっｗ

A『ううん！！何でもない！；』

ドンヘを部屋の中に通す

そうだよね、うん泣

ﾄﾞﾝﾍ『なに？なんか作ってたの？』

A『うん、なんか甘いの食べたくなってね』

ドンへと一緒にキッチンに立つ

A『あぁ～パティシエ！』

ﾄﾞﾝﾍ『ドラマの話だろｗ』

A『うん、まぁｗ』

どことなく疲れてる感じが見て取れた

A『寝にきたの？ベッドなら空いてるよ♪』

スイッチを入れて生クリームを泡立てる

ﾄﾞﾝﾍ『顔見に来た』

A『…へ？』

手を止めて、ドンへの顔を見る

ﾄﾞﾝﾍ『うっそー』

すぐにスイッチを入れた

リビングのソファーに座り込むドンヘ

冷蔵庫から果物を取りだして、小さく切る

ﾄﾞﾝﾍ『ウニョク来てったの？』

A『あ、うん…たぶん…！；』

た、たぶんてｗ；

動揺した

ﾄﾞﾝﾍ『なんか最近、変だよね？』

A『え？；』

すぐ隣にドンヘが立つ

A『そ、そんなことないけど；』

ﾄﾞﾝﾍ『ふーん…』

あれ以来、ウニョクが家に来ると理由をつけて追い返していた

冷蔵庫に寄りかかり、私をじっと見つめるドンヘ

A『…食べる？』

一口サイズに切ったオレンジを差し出す

何も言わずに近づき、私の指ごとパクッとオレンジを食べた

A『ちょ、ちょっと！///；』

いたずらに笑うドンヘ

ﾄﾞﾝﾍ『Aはなんかあるとすぐに避ける』

え？

ﾄﾞﾝﾍ『嫌なことがあるとお菓子作るだけ作って人に食べさせる』

ドンへは切ったオレンジを持って私に差し出す

私はドンへの持っていたオレンジを口に入れ、まな板の上にあるのまでほおばった

もういろいろバレバレだった

ドンへが私の顔を見て笑う

オレンジをようやく飲みこむと

A『ただのやきもちです！』

大量に焼いたホットケーキを堂々と見せた

ﾄﾞﾝﾍ『いつもヒチョル兄さんのことだ』

え？

ﾄﾞﾝﾍ『俺だって一応男なんだけど』

はい、それは知ってますけど。