～EunHaeRella～1 (ページ2)

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店長とランと私ページ2

昨日はお姉さんの誕生日パーティーをしたようだ

パソコンでアップされている写真を見つけた

小さい頃のヒチョルさん…かな？

やっぱりかわいい

さっきのメールに返信はこないことはわかっている

ヒチョルさんは今兵役中で公務の仕事をしている

少し会える時間が増えると思ったけど…

私達の関係は変わらない

進展も後退もしない

"私達付き合ってるんですか？"

いつか私がそう聞いたときヒチョルさんは黙って私にキスをした

その時から私はもうそんなことも聞かなくなった

A「やばいっこんな時間！；」

私は急いで着替えをして、自転車に飛び乗る

自転車で10分ほどの場所にあるこの書店が私の職場だ

A『おはようございます！』

店長『おはよう^^』

35歳になるこのさわやか笑顔の男性が店長だ

店長『寝不足か？クマがひどいぞ？』

A『あはは^^；すみません』

私の夢を知っているのはこの人とあの3人だけだ

着替えていると従業員の同期のコが入ってきた

ﾗﾝ『あ、おはようA♪』

A『おはようラン^^』

ﾗﾝ『今日、あの二人日本のテレビに出るんだよね♪』

A『そ、そうみたいだね^^；』

ﾗﾝ『まぁあたしは興味ないけどね♪』

そう、ランは全くと言っていいほどこういうことには興味がない

ある意味助かる

高校の頃からウニョクやドンヘと仲の良かった私に

なんの変わりもなく接してくれたのはランだけだったかもしれない

ランとは大学からの友達だ

ﾗﾝ『あ、そうだ！これ…』

ランが携帯を取り出す

ﾗﾝ『妹がね、お店でヒチョルさんに会ったって写真送ってきたの』

ヒチョルのお姉さんが最近お店をオープンさせた

サングラスをかけているヒチョルの写真だった

ﾗﾝ『最近会ってるの？』

A『今日…会うよ…』

ランは心配などしない

というかもうすでにあきれている；

ﾗﾝ『そう、まぁAが好きなら文句は言わないわ』

ヒチョルとのことで何度ランに泣きついたかわからない

それでも見放さず居てくれる大事な友達だ

A『ありがとう！ラン…』

私は思わずランに抱きつく

ﾗﾝ『ちょ、ちょっと何いきなり！；』

A『ラン、ほんと結婚して…』

ﾗﾝ『はいはい、仕事行きますよ』

お店に出て本の在庫や棚の並びをチェックする

店長『どう？なんかいいの書けた？』

ランに聞こえないように店長が小声で言う

A『いえ、それが全然…；』

優しい店長と友達

私はこの職場が大好きだ