Lovely Days with EUNHAE (ページ8)

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ドンヘの眠るソファに背中を預け
音量を最小にしたテレビを眺める。

1分も経たず

DH『…A』

後ろから声が。

DH『なんで起こしてくんないの』

驚いて振り返ると
不機嫌そうな顔。

『…起きてたの？』

DH『ちゃんと起こしてくれると思ったのに
すぐテレビ見ちゃうんだもん…』

『疲れてると思ったから…』

DH『Aを呼んだことなんて
ヒョクのこと見てたらすぐわかる』

『じゃあなんで寝たフリなんて』

DH『…起こして欲しかったから』

今年30になるとは思えない。
子どものようだ。

DH『…A？』

『…ん？』

DH『やっぱり、無理みたい』

ぽつり、絞り出す見たいに呟くドンヘ。

『…何が…？』

DH『Aと別れるってこと』

『っ…』

いつものように些細なことでケンカをして、
いつもならお互いにちょっと拗ねて終わりなのに
仕事の忙しさなどイライラが溜まっていたのだろう、
咄嗟に口にしてしまったのだ
「もう別れる！！」…と。

きっとドンヘも同じ精神状態だったのだろう。
一瞬驚いた顔をして「ああ、いいよ」
そう言い捨てて私の部屋をあとにした。