Lovely Days with EUNHAE (ページ12)

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それが、今は…

EH『無言だけはナシだろ』

『んー…
思ったより見れるね』

EH『ヤー』

『ドンヘは似合うだろうけど
ヒョクは心配だったんだよね』

EH『いい加減にしろって』

『あはっ…』

笑おうとしたのに、
グッと頭を引き寄せられて
ふわりとヒョクの匂いに包まれる。

EH『なんで泣くんだよ』

『似合ってないからだもん
せめて髪だけでもって…』

EH『ヤー！』

『う…うう…』

EH『泣くなって…
俺だって…』

『…我慢してた？』

EH『してた、ずっと』

ヒョクの胸から顔を上げてみると
鼻を赤くして目に水分を溜めてる…

EH『最後に見るAの顔が
泣き顔なの、嫌なんだけど
思い出す度泣き顔になるじゃん』

『ん…ごめ…っ
ちょっと待って、引っ込めるから』

EH『ぶはっ、引っ込められんの？』

ヒョクのごつごつした手が
私の頬を包み込んで
親指が涙を拭う。
そっと目を閉じたら
そっと唇が降ってきた。

唇が離れて、目を開けると
さっきの泣き顔はなくて。
いつも通りの憎たらしい笑顔。

『ふふっ』

つられて私も、笑顔になった。

EH『あっという間だよ』

『うん』

EH『すぐ戻ってくるし』

『うん』

EH『休暇だってあるし』

『うん』

EH『手紙も書くし、電話もするし』

『私もする』

EH『だから大丈夫』

『わかってる』

ぎゅうっとヒョクの細い体に抱きついて
今度は自分から胸に顔を寄せる。
トクトクと心臓の音が聞こえる。