Lovely Days with EUNHAE (ページ2)

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目的地もなく走る車。
他愛もない話をする私たち。

『ねぇ、携帯鳴ってるよ？』

横に置かれた携帯が
さっきから振動しているのが気になる。

EH『んー？
どうせドンヘだろ？
見てみて』

『んー』

パスワードを入れて携帯を開くと
予想通り、ドンヘからのメッセージでいっぱい。

『ははっ
“どこ行ったの！？ずるい！”だって』

EH『どこ行こうが俺の勝手なのに』

二人でいるときに
こうやってドンヘから連絡が来るのも
もう慣れたことだ。

EH『スピーカーで電話して』

『ははっ電話するの－？』

電話を掛けるとすぐに出た。

DH“ヒョク～？どこ？”

『ヒョクは運転中です～』

DH“え？誰？え？ヒョク？”

『ヒョクは電話に出られません』

DH“あ！A？”

EH『やっと気付くのかよー』

DH“だってヒョクの携帯なのに”

EH『何か用？』

DH“いやー特に
Aといるんでしょ？
ごゆっくりー”

ブチッ、

『え、』

EH『切ったの？え？
あいつ切ったの？』

『ほんと…ドンヘって…ぶっ、』

EH『信じらんねー』

『ほんとおもしろいね』

EH『全然おもしろくないだろー！
邪魔しといて何でもないだとー？』

『ヒョクと出かけたかったのかな？』

EH『あいつのインスタ見てみ？』

持っていたヒョクの携帯で
そのままInstagramを開く。

『あ、3分前に更新してる』

EH『やっぱりなー
どうせ雨だー雨好きーだろ？』

『ピンポーン』

EH『雨男め
あいつのせいで雨なんだ』

ぶつぶつ言いながらも
ヒョクがドンヘのことを
大好きなのは常に感じることで。

この2人がいつまでも変わらずいて欲しいな、
なんていつも心の中で思っている。