ストロベリーシンドローム

伝わる ページ39

何時間かのダンス練習が終わって、私を家まで送り届けてくれるヒョク。


 
 
なんか、ちょっと機嫌悪い？
ムスッとしてる気がする…


 

「ねぇ…何か怒ってる？」

EH「・・・怒ってない」

「ウソ…私何かした？」

EH「…今日は俺のカッコいいとこ見せるはずだったのに、Aがみんなと仲良くしてるの見たらモヤモヤしちゃっただけ」


 
 
それってヤキモチ？
もう(笑)


 
 
私のライバルは世界中にいるのにな。


 
 
「私は…嬉しかったよ。練習に呼んでくれて、皆さん優しくて…ヒョクとウニョクどっちの顔も見れたし…ちょっと寂しくなったけど。私の恋人は凄い人なんだ〜って誇らしい気持ちにもなった(笑)」

EH「・・・ごめん。何か不安にさせた？けど信じて。つまんないヤキモチ妬くのはAだから…愛想尽かさないでね？」

「そんなことあるわけないよ。オッパも私のこと信じて」


 
その後は何も言わなくなったけど、バックミラーに映るヒョクは照れてて、目元がくしゃってなってた。

 


車が駐車場に止まって、急にクルッと振り返る。


なに？また不満顔…

 


EH「オッパ…で思い出したけど、キュヒョナのこと…オッパって呼ばないでね」

「あぁ(笑)オッパと呼べって言ってたね(笑)」

EH「笑い事じゃないよ〜。オッパは俺だけの権限なの！！そもそもなんでそーなったの？」


なんでだっけ？
確か、今の仕事何年目とか聞かれて…


２年間の専門学校卒業して一年は日本で…その後こっちに来て３年目。


誕生月聞かれて、３月だって言ったらそう言われたんだっけ？


 
 
EH「・・・呼ばない…よね？」

 
 


ちょっと半泣きなヒョクが可愛くて笑ったら、運転席から後部座席に無理矢理移動してきた。

 


「ちょっと…(笑)」

EH「俺をからかうならちゅーしてやる！！」


 
ふざけて抱きしめてきたヒョク。
頬に、瞼に、おでこに、、、
リップ音をさせながらキスをする。


 
 
「ちょっと…チョコちゃんが見てるからヤダ(笑)」

EH「チョコや〜オッパがいいって言うまでこっち見ちゃダメだぞ？」

「なにそれ(笑)…ﾝｯ!?」


 
 
塞がれた唇。
今日も甘〜いイチゴミルク味。

すぐ照れちゃうくせに、キスは大胆で…私を困らせる。


しかも、チョコちゃんに手で目隠しなんかしちゃってたから思わず笑っちゃった。

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