ストロベリーシンドローム

油断も隙もない EH side ページ35

Aの家を早めに出て、一旦実家に寄ってチョコを連れる。


 
後部座席では、Aとチョコ…
な〜んか、どうせならこのままドライブして海まで行きたいな


 
どっちも大切な女の子を乗せて、車は事務所まで…


スモークは貼ってあるけど、念の為ちょっと頭を低くして隠れてもらう


 
 
「ごめんね…俺のワガママで来てもらったのに、こんな窮屈なことさせて…」

A「ううん。けどすごいね。“ウニョク”って」


 
 
ちょっとツキっと痛む胸。
ヒョクチェって呼んでって言った日から、、、初めて彼女の口から「ウニョク」の名前が発せられた。


 
 
A「“ウニョク”は…みんなのものでいいけど、“ヒョクチェ”は私だけのものでいてね」

「ハハッ(笑)なにそれ最高!!!すっげー口説き文句」

A「だって可愛がってくれるんでしょ？」

「あたりまえだぁぁぁぁぁ」

A「・・・うん」


 
 
 
テンション上がっちゃって出た言葉。

意味が伝わんなくて、サラッと流された…

恥ずかしくて顔を両手で覆っちゃったよ俺。


 
 
よし決めた！
今度Aの家にワン○ースおいていこう←
 
 


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ちょっと時間をあけて別々に事務所の中に入る。


キョロキョロと不安そう(笑)


「Aこっち」


手招きして呼ぶとちょっと小走りで駆け寄ってくる。

 
 

「はい」

A「ん？」

 
 

分かってない鈍いキミ。
細い指を絡め取ると嬉しそうに笑うから…

抱っこされたチョコごとギュッとした。


 
「ちょっとだけ…」

A「ふふ。甘えん坊(笑)」

「Aにだけ………ってうぉ！？」

DH「ヒョクごとハグ〜！A昨日ぶりだね♪」


 
 
いつの間にか俺の背中から抱きついてきたドンへを蹴散らして、Aを練習室に押し込む。


ギャーギャー言い合ってたら、Aがすっかりメンバーに囲まれてた。


 
しまった…
敵は至るとこに…(汗)

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