ストロベリーシンドローム

ちょっとイラっ EH side ページ29

途中からすっかりいじけた俺を知る由も無いAは、無邪気な笑顔で美味しそうにデザートのアイスを頬張る。




口の端についた付け合わせのラズベリーソース…



人差し指で拭って、小さい口からちょっとだけ覗いた魅惑的な赤い舌でペロリと舐めた



 
その何気ない仕草から目を離せないくせに、照れてしまうどうしようもない俺。


なんだか、もじもじニヤニヤ←


 


 
KH「ヒョンあれ…完全に脳内どピンク」

DH「へ？何がピンク？ソンミニヒョン？」

KH「・・・・・」

DH「てか、今何の話してたっけ？」

KH「…本当にヒョンは顔だけ…首から上だけは好きですよ。喋らなければ尚良しですけど」

DH「へへ。ありがと」





 
 
ひそひそとアホな会話をする二人にも気付かず、もくもくとアイスを口に入れていくA




 
A「ヒョクも食べる？」

「え…いや、えっと…」




 
チラッとマンネを見るとニヤニヤ顔。





KH「ごちそうさまでした」

DH「あ、行く？じゃ、またねA。ヒョクも」
 





立ち上がった二人に、Aも慌てて立ち上がる。
 


A「お会いできて良かったです。おやすみなさい」




ニコっと笑ったドンへが、緩く、、、本当にゆる〜くハグをした。



あいつは天然で悪気もなく、あぁいう奴だからな。
でも若干イラっ←


 

 
その後ろでワザとらしく目を見開いて、口に手をあてて笑うキュヒョナの方がもっとイラっとする。




 
A「キュヒョンさんも、おやすみなさい」





え！？ちょっ…A！？腕とか広げてる！？
急いでその手を降ろさせる。




 
 
KH「…失礼しました」


 

 
真顔で部屋を出たキュヒョナにドンへが続く。


あのキュヒョナの態度は…絶対照れてるな………

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