ストロベリーシンドローム

ドキっ EH side ページ11

うぅ……
マシンガントークで誤解を解く術すらない


 
ちょっと待って(泣)
おーちーつーいーてー


 
 
半泣き状態の俺の背中に、一瞬だけ何かが触れたと思ったら隣にお姉さんが立ってた。


 
すっご。
早口で喋る外人さんに対応してる。


 
かっけー！！
あ、何か触れた正体はお姉さんの手だった？


 
 
テンパって気付かなかったけど、そんな予感。


そっと隣を盗み見ると、綺麗な横顔…くるんとカールした睫毛。


 
 
真っ白の俺の腕と正反対の色の腕。


 
わぁ…
白と黒で綺麗なコントラスト。


 
 
「イ様？どうかしました？」


 
ハッとした時にはさっきの外人さんはもういなくて、ただお姉さんの腕を見つめていた俺。


 
・・・どうしよう。
言い訳が思いつかない(泣)


 
 
「えっと…その……あの…肌…綺麗ですね」


 
最悪。
何てことを……今絶対に顔赤い。

 

 「え？ありがとうございます。でも私にはイ様の肌の白さも素敵だと思います」
 
 
 
あれ？気にしてないみたい？
良かった。


 
「そうかな？血管浮いちゃうし嫌だけど…」


 
そう言って服の袖を捲り上げる。
うん。我ながら、しろっ！


 
「私も韓国の血が入ってるハズなんですけどね〜。元々肌が白く無いんですよ」


 
そう言って同じように服の袖を捲り上げて出てきた腕にドキッとした。


 

 
細いけど、適度に筋肉がついてるっぽい？見ただけで分かる。滑らかそうな肌…


 
 


 ヤバイ俺…欲求不満か？


 
ちょっと焦った俺にお姉さんはいつも通り。


 
あぁ、、、しまっちゃった腕。
残念←


 

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