# 家政婦ちゃん２ (ページ28)

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[番外編] 初めての大ゲンカ３ページ28

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事は悪化していた

あれからもう2日ほど、ジョングクくんとまともに会話をしていない

ジミンくんには本当に申し訳なさそうに頭を下げられた

でも、ジミンくんはなーんにも悪くない訳で、、

結局はわたしの不用心な所が、彼をイライラさせているのだろう

ラーメンを食べたい。

今日は家にいるユンギさんとホビくんがそう言うので、ぐつぐつと沸騰し始めたお湯を無関心にぼーっと眺めていた

YG「おい、沸騰してんぞ」

「・・・」

YG「A」

「あっ！はい！」

YG「・・お湯」

「あ、ごめんっ」

慌ててラーメンを鍋に入れて菜箸を手に取る

ユンギさんは「はぁ」と気だるそうにため息をついて、わたしの隣に立った

YG「お前はちょっと座ってろ」

「いやいや。これはわたしの仕事だし」

YG「いまのお前に作らせたら、うまいもんも不味くなる」

「・・・ごめん」

なれた手つきでラーメンをほぐすユンギさん

半分魂が抜けたようなわたしを「ここに座れ」と向かいのカウンターに座らせた

「ほんと、ごめんなさい」

YG「お前さ、、少しは言い返したら？」

「言い返す？」

YG「いまのこの状況って、結局はジョングクが勝手に嫉妬してるからだろ」

「・・・嫉妬」

YG「そうそう。自分の知らないところでジミンとお前が二人きりで出かけてたから、ただ嫉妬してんだよ」

それをお前が言い訳がましく説明すっから、、

だから余計こじれたんだろ？

そういいながらユンギさんは、ピーっとIHのスイッチを切ってラーメンを盛りつけ始めた

「正直、どうしたらいいのか分からない」

YG「どうするも何も、今のその感情をそのままジョングクに言えばいい」

「・・・でも」

ユンギさんはラーメンをカウンターに置いて、わたしの頭をガシガシと乱暴に撫でつけた

YG「いいから。そろそろ仲直りしろ、バカップル」

「・・うん」

仲直り、、したいよ

前みたいにあの柔らかくて可愛い笑顔を、見たいよ

ユンギさんの暖かさとラーメンの匂いに

わたしの涙腺は完全に緩んで、、

しばらく涙が止まらなかった

YG「伸びる前に食えよ」

そういいながらラーメンをひとつわたしの前に置いて

肩をポンポンっと優しくたたくから

より一層涙が溢れだした

「・・ありがと」

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