# 家政婦ちゃん２ (ページ18)

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「どうぞ」

JK「お邪魔します」

必要最低限しかないわたしのアパート

カップもひとつしかないし

おもてなしというものもできやしない

「ごめん、なにもなくて」

JK「いい。話がしたいだけ」

たぶん、きっと、

怒ってるんだよね？

「ジョングクくん、仕事は」

JK「え？」

「大丈夫なの？無理してきたんじゃないよね」

JK「・・ふっ」

恐る恐る顔を覗き込むと、ジョングクくんは白い歯を見せて笑って

それがなんでなのか分からなくて

首をかしげる

JK「やっぱAぬなだよなー」

「え？」

はぁってため息つきながら頭をかくジョングクくん

JK「ほんとは怒るつもりできたんだけど」

「・・ごめん」

JK「いいよ。ぬなの気持ちも理解したいし」

「うん」

それよりもわたしには気になっていたことが一つ

「ジョングクくん、なんでここが分かったの」

JK「あー」

「おじさんにも教えてないのに」

JK「勘だよ」

本当は結構探し回ったんだよねっ

そう言いながら笑いだすジョングクくん

していたマスクを外し、胡坐をかいて壁に凭れる

JK「お父さんとお母さんの所に行くんじゃないかって思って」

「へ、、」

JK「ここしかないって思った。それで会えなければ諦めようと思った」

ジョングクくんはじっとわたしを見ながら、、

強く思いを伝えてくる

JK「でも会えた！」

その笑顔に、わたしの決意なんて無かった事のように

ふっと涙が溢れてくる

なんでだろう

きっとうれしいから？

これって多分

わたしは多分

JK「お父さんとお母さんが合わせてくれたのかもね」

ああほらやっぱり

わたし、、ジョングクくんが

「好き」

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