# 家政婦ちゃん

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「けほっけほっ」


YG「大丈夫か」


「はい」



少し風邪っぽい
喉も痛み出したし、、

体調管理も仕事のうち。アイドルのみんなにうつしたら絶対ダメなのに



YG「熱はねぇのか？」



掃除機をかけようとしているわたしの手を掴んでおでこに触れる



YG「んー、微熱か？」


「後で風邪薬買ってきます」


YG「あとは適当でいいから」


「そういう訳には」




少し冷たそうな印象だったユンギさん

でもソレはただ不器用なだけで、、そう見えるだけで実は優しい


今日はユンギさんだけしか家に居ない

彼は曲づくりらしく今日は家での仕事

いい音がおりてこないと、さっきコーヒーを飲みに来た



YG「なぁ」


「はい？」


YG「俺買い物行ってこようか」


「何か欲しいものあるんですか？」


YG「風邪薬」


「え？！いや、ダメですよ」


YG「なんで」


「家政婦のもの買いに行くなんて、普通ありえないじゃないですか」


逆だし。
彼らのものを家政婦のわたしが買いに行くなら分かるけど


YG「いいんだよ、作曲の気晴らし」



ここで息つまらせてても何も浮かばねぇし

そう言いながら部屋に戻り準備をして戻ってきたユンギさん


黒いハットにマスクをして何も言わず出て行ってしまった



「もぅ、、」



それじゃぁ、わたしなんの為に居るのか分かんないし

わたし家政婦なんだから

心配かけたり、してもらったり、なんて絶対ありえないし、ダメなのに、、


あぁ、なんか


考えてたら視界がぐらぁって揺らいで

おかしい



あれ？



なにこれ、、、






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