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これからは船での生活だ。
船内も案内しなければならないし、彼女に何もさせない……というのも変な話だ。
ペンギン(リルちゃんの出来ること……は、ないから、教えてあげて………
手伝いとかしながら身体も動かしてもらえば、それなりに体力もつくと思うし……お腹も空きやすくなる。
そうなれば、嫌でも食欲が出てくるだろうから、食べてくれるようにもなると思う。
………無理はさせたくないけど、リルちゃん、気を遣って無理しそうだし……心配ではあるな。)
やり始めが大変そうだ……と思いつつ、部屋に到着したのでノックする。
ペンギン)リルちゃーん。
いるー？
声をかけると、すぐに扉が開かれた。
隙間からリルが顔を出し、不思議そうな表情でペンギンを見てきた。
リル)えっと………何か、ご用ですか……？
ペンギン)リルちゃんに、船内を案内しようと思って。
ほら、ここの中のこと、全然分かんないでしょ？
外は別として、船内はリルちゃんが一人でも出歩ける場所だからさ。
自由に歩けるよう、色々と見て回ろうと思ったんだ。
リル)…………
ペンギン)………行きたくない？
リル)あ……違う………
その、少し戸惑った……というか………
忙しいと思うのに……わざわざ時間を空けてくれてた、から………
ペンギン)あ、なるほどね。
別に今、忙しくもないし……比較的暇なんだ、俺ら。
まぁ……当然、いきなり襲撃受けたりもするけど。
たまにだしさ。
それに、リルちゃんはまだ『船での生活』っていう慣れてないわけだし。
キャプテンも言ってたけど、連れ出した以上は俺らの責任！
だから……リルちゃんを楽しませてあげるのも、俺らのやるべきこと、なんだよ。
リル)…………
食事といい……彼らに生活のすべてを支えてもらっている。
なんだか申し訳なくなったが……ここまで優しくされたことが嬉しくて、申し訳ない気持ちが少しだけ薄れた。
リル)………じゃあ、お言葉に甘えて。
ペンギン)よし！
じゃあ、行こっか。
リル)うん。
小さく頷いて見せたリルは……ほんの少し、表情が柔らかかった。
ペンギンに連れられて、船内を歩き回ったリル。
自分の使う部屋の近くには、倉庫がいくつかあったり、ローたちの部屋とも近かった。
船が潜水船ということもあり、船底近くには海中で船を操作する為の操作室、上の階には手術室なんかもあった。
ペンギン)リルちゃんの手当てしたのが手術室ね。
普段はあそこ、手当てで使うことはないんだけど………
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プスメラウィッチ(プロフ) - 続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしています。 (8月31日 13時) (
レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2023年6月11日 3時
