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見てみると……通りの向こうから白い服の少女と、少女を追いかける数人の海賊がいた。
近づくにつれ、少女の姿がはっきりと見えてきて……言葉を失う。
少女の右目は眼帯で隠され、腕や足の至るところに包帯が巻かれていた。
大怪我のレベルだ。
痛みを堪えながら走っているところを見ると……どうやら逃げているようだ。
転びそうになりながらも、捕まったら終わると分かっているらしく……少女は、虚ろながらも走り続けた。
前を見てなかったせいもあり、少女はローにぶつかる。
謝る言葉も出せずに、そのまま行ってしまった。
ロー)あいつ…………
ベポ)キャプテン、今の子………
ロー)ん？
ベポが何か言いかけたが、聞く前に男の声で遮られた。
海賊1)ちくしょう！
あいつ……また逃げ出しやがった！
海賊2)日に日に逃げ出す回数も増えてやがる………
このままじゃ、どっかの船に乗り込んで島から出ちまう！
海賊3)………いや、無理だろうな。
あいつ、屋敷から逃げ出すことはするが……ただの一度も島から出ようとしたことはねぇ。
分かりやすく船があったとしても、だ。
乗り込んだなら、今頃別の島にでも行ってる筈だ。
海賊1)つまり………？
海賊3)あいつの行き先は、どうあってもこの島の中だけってことだ。
なら……捜す範囲は限られてくる。
とりあえず、この先の森の中を調べるぞ。
どうせ島から出ていかねぇんだ。
パディックさんの機嫌のことだけ心配してりゃあ、問題ねぇさ。
そんな会話をして、そのまま行ってしまった。
ロー)…………
状況がよく分からないが……先程ぶつかった少女は、何かから何度も逃げ出しているようだ。
あの姿を見る限り、良いことは一つもなさそうだが。
ロー)厄介なもんのある島に来ちまったようだな………
変に関わるとろくなことがねぇ。
ああいうのは放っておくぞ。
ベポ)でも………
ロー)なんだ？
ベポ)………あの子、泣いてた。
ロー)何………？
ベポ)キャプテン………あの子、助けてあげようよ！
怪我もいっぱいしてたし……泣いてるの、放っておけないよ！
ロー)…………
ベポがそう言うが……ローは心底嫌そうな顔をした。
それはそうだ。
無関係の自分たちが、厄介事に首を突っ込むことになるのだから。
良いことなど一つもない。
何より……ローは人助けが大嫌いだ。
嫌なことに自分から首を突っ込むなど、したくはない。
ロー)俺たちには関係のないことだ。
関わるとろくなことがねぇ。
放っておけ。
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レスタ(プロフ) - 一応、私の推しがローさんなので、オリ主とローさんでエンディングを迎えるつもりです。今だに『推しオチ』を理解してないですが……上記の通りだと言うのでしたら、可能な範囲で書かせていただきます。まだ未熟な面もありますが、更新をお待ちいただければと思います。 (6月2日 6時) (
レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - できればトラファルガーローオチでお願いします🙏 (6月2日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
レスタ(プロフ) - 初めまして、コメントありがとうございます。ローさんオチ……と呼んで良いのかは分かりませんが、こちらはハートの海賊団を中心とした話になります。舞台は映画のスタンピですので、映画の内容とも被ります。 (6月2日 2時) (レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - この小説はトラファルガーローオチですか？ (6月1日 23時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2023年5月13日 0時
