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聞いても反応しないところを見ると、おそらくは知らない可能性が高いのだろう。
周りの海賊たちが慌てるのとは裏腹に、ギャーギャーと騒ぎ立てている。
海賊たちは、ローの強さもその恐ろしさも知っているので……下手に手を出せずにいる。
ロー(周りの海賊どもは楽に倒せるが……リルを守りながらだと、分が悪いな………
怪我をさせないとも言い切れない。
まぁ……怪我なんかさせないんだが。)
ここで戦闘でもいいが……今は一刻も早く、リルを船へ連れて行きたかった。
船ならば、この屋敷よりも安全だからだ。
リル一人も守れないような人間ではないが、戦闘など、見たくもないだろう。
どうするかと悩んだが……今は時間が惜しい。
ローは、掴んでいたリルの手を引いて自分に近づけると、そのままリルを抱きしめる。
リル)っ………！？
ロー)すまねぇが、少し我慢してくれ。
これから外へ連れ出す。
リル)………うん…………
『そういうこと』に慣れてないリルは、頬を染めながらも頷いて見せた。
今が、そんなことを言っている場合じゃないと理解できていたからだ。
リルが他の男に触られているのを見て……黙っていられるパディックではなかった。
異常なまでの怒りを見せ、さらに騒ぎ立てる。
パディック)貴様っ………！！
俺の白狼ちゃんを！！！
ロー)………『俺』………？
さっきは『私』って言い方、してたと思ったんだが……こっちが『素』だな？
ハッ、その方がお似合いだな。
パディック)何を………！！
ロー)丁度いい、お前からこいつを奪っていくとしよう。
その方が、リルも生きやすいだろうしな？
パディック)奪うだと………！？
やめろ！！
白狼一族の、特別な女なんだ！
お前のような海賊が、手を触れていいものじゃない！！
ロー)リルを物扱いするな。
白狼の特別な女だったとしても、そんなもん……俺には関係ない。
リルは……俺が貰っていく。
リル)………！
『貰う』と言われ、驚くのと同時に頬を染めるリル。
その意味合いくらいは、元々知っていたのだろう。
しかし……状況が状況だ。
そういう意味ではないことくらい、彼女も分かっていた。
その言葉を、冗談と受け取れなかったのは……パディックだけだった。
パディック)き………貴様ぁっ！！！
俺の白狼ちゃんを、返せ！！！
怒りのままに走って向かってくるパディックに、ローはニヤリと怪しく笑って見せて………
ロー)………『ROOM』……『シャンブルズ』。
それだけ言うと、二人の姿が消えた。
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レスタ(プロフ) - 一応、私の推しがローさんなので、オリ主とローさんでエンディングを迎えるつもりです。今だに『推しオチ』を理解してないですが……上記の通りだと言うのでしたら、可能な範囲で書かせていただきます。まだ未熟な面もありますが、更新をお待ちいただければと思います。 (6月2日 6時) (
レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - できればトラファルガーローオチでお願いします🙏 (6月2日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
レスタ(プロフ) - 初めまして、コメントありがとうございます。ローさんオチ……と呼んで良いのかは分かりませんが、こちらはハートの海賊団を中心とした話になります。舞台は映画のスタンピですので、映画の内容とも被ります。 (6月2日 2時) (レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - この小説はトラファルガーローオチですか？ (6月1日 23時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2023年5月13日 0時
