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戻るのは……相当つらい決断の筈。
それを簡単に口にする程……彼女の心根が優しいのだと、ペンギンは感じた。
だが……戻すわけにはいかない。
また、リルが傷付けられてしまうから。
ペンギン(キャプテンはああ言ってたけど……俺も、他のみんなも、リルちゃんを残すなんてしたくない。
だって、助けても残したら……また海軍に捕まって、同じことの繰り返しになる。
頭の良いキャプテンが、それに気付かないとは思ってない。
キャプテンは……分かってて、反対した。
リルちゃんに、見せたくないんだ。
海賊の世界を。)
リルの過去を聞いて、これ以上非道な世界を見せたくないと思ったのだろう。
だから船へ乗せることに反対した。
ローが……それを察せれないとは思えない。
それでも………連れ出してほしいと、願った。
一方、食堂から出たローは……そのまま船を降りて屋敷へと向かっていた。
屋敷に侵入して、海軍の研究員がやってることを調べる為だ。
もちろん……船員たちには黙って出てきた。
帰ったら、ちょっとした騒ぎになってるだろうな……と思いつつ、足早に屋敷へと向かう。
時間がかかればかかる程……リルが見つかる可能性も高くなる。
明日になれば、当然海兵も動き出すだろう。
ロー(今はおそらく、雇った海賊どもが捜してる筈………
下手に動き回れば、俺も見つかるが……見つかったとしても、対処はどうとでも出来る。)
動けないよう刻むのも出来るし、なんなら放置も可能だ。
見つからなければ……何も問題はない。
と、考え事をしていたら、屋敷に到着した。
屋敷は街の奥にあり、大通りに目立つように建っていた。
白い壁に緑の屋根。
建物自体がかなり大きいもののようで、裏側に続く通路を見てみると、奥の方まで壁が伸びていた。
ロー(かなり広い屋敷のようだな………
下手すりゃ研究員に辿り着けねぇかもしれねぇな………)
だが……『屋敷を調べる』と言った以上、責任は取らなくては。
周りを見て、人がいないと確認すると……ローは裏へと回る。
能力を使って入ることも可能だが、下手に入って人に見つかると厄介だ。
侵入できそうな場所を探して、そこから入ることにした。
ロー(この辺は……屋敷の裏手だな。
窓から見た感じ、人の気配は……なさそうだな。
よし、ここから入るか………)
辺りを確認し、能力で中へと入る。
屋敷の中は、人がいないと錯覚しそうになる程、静かだった。
まるで、元々人がいないかのような………
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レスタ(プロフ) - 一応、私の推しがローさんなので、オリ主とローさんでエンディングを迎えるつもりです。今だに『推しオチ』を理解してないですが……上記の通りだと言うのでしたら、可能な範囲で書かせていただきます。まだ未熟な面もありますが、更新をお待ちいただければと思います。 (6月2日 6時) (
レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - できればトラファルガーローオチでお願いします🙏 (6月2日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
レスタ(プロフ) - 初めまして、コメントありがとうございます。ローさんオチ……と呼んで良いのかは分かりませんが、こちらはハートの海賊団を中心とした話になります。舞台は映画のスタンピですので、映画の内容とも被ります。 (6月2日 2時) (レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - この小説はトラファルガーローオチですか？ (6月1日 23時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2023年5月13日 0時
