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しばらくペンギンを見た後……彼を信じることにしたのか、小さく頷いてついていくことにしてくれた。
少女がペンギンと一緒に出ていくのを見送ってから、また考え事を始める。
今は情報が少なすぎて、何から手をつけていいのか分からないが………

ロー(気を遣って、シャチたちが情報収集に出てくれてるのはありがたい。
だが………まぁ、俺個人でも調べてみるか。)

戻ってくるのが何時になるか、分からない。
祭りも早々に引き上げてきてしまったし、本を探してすらいない。
ローは、医学書を探しながら情報を集めることにした。
一方、ペンギンと外へ出てきた少女だったが……すぐに空腹でお腹を鳴らしてしまい、食堂へと来ていた。
食堂には、ベポとバンダナをした女性・イッカクがいた。
ベポから話を聞いている様子を見るに、少女のことを話しているのだろう。
入ってきたペンギンと少女を見て、ベポが近づく。

ベポ)あ!さっきの子!!
大丈夫?

ペンギン)キャプテンが手当てしてくれたんだから、大丈夫に決まってるだろ。
それよりイッカクの姐さん、何か作ってもらえません?
この子、お腹空いてるみたいで………

イッカク)そうなの?
それなら作るけど……簡単なものでいい?

ペンギン)いいっすよ、急だし。

イッカク)それにしても……見ただけで痛々しいわね………
一体、誰がこんなことしたの!?

少女の姿を見て、少し怒ったイッカク。
それはそうだ。
年頃の少女が、傷だらけのボロボロにされているのだ。
怒らない方が無理だった。

ペンギン)何があったかは、この子も話してくれなくて………
俺らも事情は知らないんすよ。
話してくれたら、一番いいんだけど………

イッカク)きっと、話したくないのね………
こんなにされてるんだもの、周りの人間を信じられなくなって当然よ。

少女の心中を思うと……周りが怖くなって当然だった。
それを理解してくれたと感じたのか、少女は少しだけ、驚いたような顔をする。
待っている間に色々訊こうとしてみるも、少女はあまり答えてくれなかった。
というのも、やはり自分のことを話すのは抵抗があるようだった。
困ったペンギンだが、イッカクに「今は訊かなくてもいいんじゃない?」と言われてしまった。

イッカク)思い出したくないことなのかもしれないし、言うのがつらいのかもしれないわ。
話せるようになったら、教えてくれるわよ。

ペンギン)だと、いいんですけどねぇ………

少女)…………

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設定タグ:ONEPIECE , トラファルガー・ロー , オリ主   
作品ジャンル:恋愛
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レスタ(プロフ) - 一応、私の推しがローさんなので、オリ主とローさんでエンディングを迎えるつもりです。今だに『推しオチ』を理解してないですが……上記の通りだと言うのでしたら、可能な範囲で書かせていただきます。まだ未熟な面もありますが、更新をお待ちいただければと思います。 (6月2日 6時) (レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - できればトラファルガーローオチでお願いします🙏 (6月2日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
レスタ(プロフ) - 初めまして、コメントありがとうございます。ローさんオチ……と呼んで良いのかは分かりませんが、こちらはハートの海賊団を中心とした話になります。舞台は映画のスタンピですので、映画の内容とも被ります。 (6月2日 2時) (レス) id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - この小説はトラファルガーローオチですか? (6月1日 23時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レスタ | 作成日時:2023年5月13日 0時

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