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くー)わあぁっ………！
冷たいです！
ミキ)でしょ？
くー)ボク、泳げないからお水には入ろうとしなかったですけど……入ってみると、気持ちいいです！
主さまのおかげです！
ミキ)だから言ったのに……
でも、くーは水が怖いんだもんね。
仕方ないか。
くー)流れなければ問題はないです。
でも、流れるお水は嫌いです……
ミキ)流されるから？
くー)はい…………
ぱしゃぱしゃ、と水遊びをしながら、くーは悲しそうな顔で言った。
遊んでいる姿は可愛いのに………
ミキ)………とりあえず、どうしようか。
くー)何がです？
ミキ)町までどうやって行こうかな、って。
私、多分人と話せないよ？
ここの人たちって、みんな英語でしょ？
くー)大丈夫です！
主さまが理解できる言語で話せるようになってますから！
ミキ)なんと便利な………
というか、それって大丈夫なの………？
何でもありの世界なのか……と思いながら、そう訊いたが…くーは不思議そうに首を傾げるだけだった。
ミキ)……とにかく、服が乾いたら川に沿って降りよう。
いずれどこかの町に出れるはず。
こういう時は、下流へ進めば何かある場合が多い。
服を着て、くーを抱き上げて歩き出した。
ミキ)……てか、今気づいた。
私裸足じゃないか……
どうりで足元が寒いわけだ。
くー)今気付いたですか！？
ミキ)うん。
まぁ、裸足であろうと変わりはないんだが……
くー)い、勇ましいですね……主さま………
転生した時に、服だけは与えてくれたですね。
ミキ)そこは靴もセットだろうに………
ま、文句は言わないよ。
こうして転生させてくれただけでも、ありがたいと思ってるからさ。
くー)うぅ……主さまってば、お優しい……
ミキ)いや、優しくないから………
呆れながらも、町を目指して歩く。
少し歩いていくと、小さな村に辿り着いた。
ミキ)えっと……『ソルバレ』……？
くー)ソルバレの村、です。
人は少ないみたいですね………
ミキ)うーん……とりあえず、行くか………
大丈夫なのか……そう思いながら、村へと入る。
村人の視線が少し気になったが、それもそうだろうと思う。
奥の森から現れたのは、旅人には見えない女性と、小さな人形なのだから。
ミキ(とりあえず、どこかの……宿みたいなところで話でも訊いてみるのが妥当なところかな。)
ゲームでもそうだが、最初は聞き込みをするのが始まりだ。
突然村の人に話しかける勇気はなかったので、宿屋を探した。
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レスタ(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言ってもらえてよかったです！皆さん、読んでくれるのはすごくありがたいのですが、やっぱり一言もらえると助かります。本当にありがとうございます。 (2020年1月29日 18時) (
レス) id: 3cd98c2f43 (このIDを非表示/違反報告)
シャル♪黒猫愛しすぎてヤバイ(プロフ) - 小説拝見させていただきました。転生ものあまり読んだことはなかったのですが、とても面白かったです！主人公ちゃんがいても全然違和感無かったし、なにより文章の書き方が上手い！！ (2020年1月29日 18時) (レス) id: 6e2bf13c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2019年6月17日 3時
