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ミキ)えっと……ミキと申します………
コムイ)怖がらなくていい。
君のことは、先にラビくんたちから聞いたよ。
傷を治す力があるんだってね。
ミキ)は、はい………
コムイ)まぁ、その話はあとでゆっくりしよう。
それと、ラビくんたち、お疲れさま。
あとで呼ぶから、休んでていいよ。
ラビ)了解っと。
ユウ〜！食堂、行こうぜー！
神田)行かねぇし、それで呼ぶな。
ラビ)まぁまぁ、固いこと言うなって。
そんなやり取りをしながら立ち去っていく。
コムイ)さて……じゃあ、君はこっちに。
ミキ)はい……
コムイに連れられ、ミキとくーは室長室へ。
大きな本棚に木のデスク、床には資料だかが散乱している。
コムイ)さて……簡単に、だけど、ラビくんから君のことは聞いた。
突然森から現れたこと、いつの間にか、傷を癒す力を手に入れたこと……
説明できる範囲でいい、僕にも話してくれないかな？
ミキ)………
話して……信じてくれるだろうか。
だが、ここに置かせてもらうことになる以上、話さなくてはならないことだ。
ミキは、森で目覚めたこと、森の泉にあった結晶の力で泉を浄化したことを話した。
もちろん、異世界から転生したことは伏せて。
コムイ)………なるほど。
その結晶に触れた時、声がしたんだね？
ミキ)はい。
『村に残る者がいる』って………
泉に毎日通ったのは、その泉から骨がいくつも出てきたからで………
それが、人のものなのか、動物のものなのかはわかりません……
コムイ)けど、君は放っておけなかった。
だから、助けようとした。
そうだね？
ミキ)はい。
コムイ)その癒しの力は、いつ？
ミキ)これは……泉を綺麗にしている時に拾った水晶が、突然ブレスレットになったんです。
信じてもらえないと思いますが………
それから、傷を治せるようになりました。
コムイ)泉の水晶………そう、ありがとう。
ミキ)……あの、私は……これからどうしたらいいんですか………？
何かの役に立てればと思って、ラビさんたちについてきたけど………
コムイ)大丈夫、それはこれから決めるよ。
けど、その前に、君に会わせなければならない人がいる。
ミキ)私に……？
コムイ)君に限ったことじゃない、みんな会ってる人だよ。
そう言ったコムイは穏やかな表情をしていた。
先に荷物を置くため、部屋へと向かおうとしたミキ。
しかし、ここの構造を知っているミキは、どこが誰の部屋か、区別がつかなかった。
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レスタ(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言ってもらえてよかったです！皆さん、読んでくれるのはすごくありがたいのですが、やっぱり一言もらえると助かります。本当にありがとうございます。 (2020年1月29日 18時) (
レス) id: 3cd98c2f43 (このIDを非表示/違反報告)
シャル♪黒猫愛しすぎてヤバイ(プロフ) - 小説拝見させていただきました。転生ものあまり読んだことはなかったのですが、とても面白かったです！主人公ちゃんがいても全然違和感無かったし、なにより文章の書き方が上手い！！ (2020年1月29日 18時) (レス) id: 6e2bf13c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2019年6月17日 3時
