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赤髪の青年)出せそうにないさ………
女将さん、怖そうだもん………
女将)実の母親じゃないけど、あの子は娘みたいなもんだからね。
変なのに捕まらないよう、あたしがしっかり面倒見ないとね。
白服の男性)なかなか出来た娘さんですね。
女将)最初から覚えるのが早くて助かってるよ。
まぁ……あの子に寄りつこうもんなら、あたしが後ろに控えてるからね。
誰も手出しはしないみたいだけど。
それでも心配なことに変わりはないんだよ。
赤髪の青年)そういや、毎日泉へ行ってるんだよな？
それって、俺らも一緒に行ってもいいのかな？
女将)嫌がると思うけど……訊いてみようかい？
白服の男性)いいんですか？
誰とも知らない我々に………
女将)興味本意であの子に近づいてないって、なんとなくわかるよ。
ちょっと待ってな。
そう言って、奥へと向かった女将。
しばらくしてから戻ってきた。
女将)渋々だけど、了承してくれたよ。
赤髪の青年)ありがとさ〜。
女将)嫌そうな顔、してたから……あんまりちょっかい出さない方がいいよ。
嫌なことは嫌って、ハッキリさせる子だから。
白服の男性)わかりました。
それから朝食を済ませたあと、しばらく待っていると、奥から小さな人形を抱えて出てきた。
ミキ)…………
先程とは変わり、警戒していた。
それもそうだろう。
名も知らない人間に、突然『一緒に泉へ行かせてくれ』と言われたのだから。
白服の男性)すみません、突然。
自己紹介が遅れました。
私はセノンと申します。
こちらは黒の教団のエクソシストで……
赤髪の青年)ラビさ。
よろしく。
黒髪の青年)………神田だ。
ミキ)えっと……ミキと言います。
ラビ)ミキちゃん、さね。
ミキ)……あの、なんで泉に………？
セノン)女将さんから、泉には伝説があると聞きました。
しかし、戻ってきた人はいない………
ラビ)君は、その泉から生還した人間さ。
それに、村の外で流れてる噂が本当か、知りたいんさ。
ミキ)……噂、ですか…………
神田)…………
セノン)生きて戻れた者はいない場所から、どうやって戻ってきたのか……それと、あなたは人の傷を治せる力があると聞きました。
ミキ)……………
ラビ)あ、警戒しないでくれさ！
別に、その力を持つからって、どうしようとかは考えてないから………
ミキ)…………
ラビ)うー…と………
セノン)……かなり、警戒されてますね………
ラビ)……さね………
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レスタ(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言ってもらえてよかったです！皆さん、読んでくれるのはすごくありがたいのですが、やっぱり一言もらえると助かります。本当にありがとうございます。 (2020年1月29日 18時) (
レス) id: 3cd98c2f43 (このIDを非表示/違反報告)
シャル♪黒猫愛しすぎてヤバイ(プロフ) - 小説拝見させていただきました。転生ものあまり読んだことはなかったのですが、とても面白かったです！主人公ちゃんがいても全然違和感無かったし、なにより文章の書き方が上手い！！ (2020年1月29日 18時) (レス) id: 6e2bf13c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レスタ | 作成日時：2019年6月17日 3時
