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この手の話題は、どうしても2人を思い出してしまって
気づけば、雰囲気が重くなっていた
何となく手をポケットに入れれば、そこに感じる硬めの感触
…そういや、アイツを持ってきとったんやった
「…じゃあ、試しませんか？」
「え？」
「俺、これ持ってきたんです。」
ポケットから、それを持ったまま取り出す。
チーズに、メープル、フルーツ、プレーン、チョコ
そして、ポテト。
家にまだあったことに自分で驚きつつも、
出る瞬間に引っ掴んできた自分に感謝したい
手の上に乗ったそれを見たみんなの顔は、
驚き、そして破綻した
「…ふっ、ははっ、いや、晴さん、全種類って…！」
「実際に見ると多いんだな…」
「ふふっ、K2興味津々ね…っ、！」
「あっ、カバンにまだまだあるんでどうぞ！」
「晴さんが…っ、生き生きしてる…、！」
雰囲気が、一気に明るくなる
…やっぱり、持ってきて正解やったわ
いつ集まれるかもわからんから、っていう至極真っ当な理由で持ってきただけやったけど、
こうして楽しく、思い出を語れるのなら
墓の前に4人で座り込んで、封を開ける
…あんなこと言ったけど、俺缶詰持っとらんわ…
残念、という気持ちをごまかしつつ、
一人一人に適当に味を渡せば、
睦月さんがカバンをごそごそとしていた
「晴さんナイスです、俺ね…これ持ってきたんですよ」
「…っ、は、ふふっ、！」
彼が取りだしたそれは、あの缶詰だった。
持っとったんか、と意外なところからの援軍で笑いが溢れる
いい大人が、墓の前で宴会、なんて
なんか怒られそうな気もするけど
せめて、今だけは
カロリーメイトに缶詰をディップして、1口。
…うん、やっぱポテト味が至高やわ
そっと、2人の墓にもそれを置く
もちろん、缶詰も隣に
…また、カロパしましょうね
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綾 - なんか、目から水が…。本当にこうだったらいいなぁって思いました。幸せになっててほしい… (2020年5月15日 11時) (
レス) id: ac40376d9f (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷(プロフ) - 卑怯です...こんな小説を見たらセッションを思い出して泣くしかないじゃないですか！！！（号泣） (2020年5月6日 20時) (レス) id: e33be92d37 (このIDを非表示/違反報告)
ごじたん - はんぺん"ん"、ハンカチを貸していただきます！題名は「愛しの君と毎日を」という作品です！こちらこそありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 37467f4d32 (このIDを非表示/違反報告)
天羽グリ(プロフ) - ごじたんさん» ありがとうございます、良ければこのはんぺ…ハンカチをどうぞ(そっ) えっいいのですか！？とても嬉しいです…！もし本当に紹介してくださるのでしたら、良ければその小説の題名など教えて頂けたら嬉しいです…！ありがとうございます！ (2020年5月5日 21時) (レス) id: 03122c1a20 (このIDを非表示/違反報告)
ごじたん - 涙腺が崩壊しました。涙が止まりません、どうしてくれるんですか！？あなたは神過ぎませんか！？僕の小説で紹介してもよろしいでしょうか？ (2020年5月5日 20時) (レス) id: 0daea0f1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽グリ | 作成日時：2020年5月5日 4時
